あの日地球が終わる (ページ2)

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違和感が残る日２ページ2

この物語はフィクションです。
実在の人物、団体、事件等には一切関係ありません

何かを吐き出すように溜め息をつく。

しかし、聞こえていたのか僕よりも先に歩き出した筈の足が止まった。

「お前、本当にどうした？若いのに便秘か？」

「いや、寝不足っぽい」

早塚お得意の冗談を無視しながら、否定はせずに真実を押し付ける。

「あー岡本教授のレポート」

「違う、変な夢を見ただけ」

自分の言葉に疑問を覚える。

変な夢、本当にそうだったのか？

今朝の出来事はその言葉では納得出来ない何かがあった。

夢の中で夜道を歩いていたのだが、それが妙に現実味があった為か大体は未だに覚えている。

アレは多分、駅の近くにある歩道だ。

疲労による体の重さもやけにリアルで、早く家に帰りたいと思っていた時。いきなり、耳に響く叫び声が聞こえて、暫くは唐突な出来事に驚いていたが、それから直ぐに何があったのかと慌てて角まで走っていた。

しかし、僕はそこから先が動けなかった。角まで走ってきたもののどうすれば良いのかが分からなかったのだ。

警察を呼ぶか？いや、でもまだ事故があったとは限らないじゃないか？じゃあ何故叫ぶ必要がある？
未だに止まない叫び声が思考を絡ませて行動に移せずに居た。が、有るものがそれを止めた。

ﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝ

何かが

ﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝ

近付いてくる。

ﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝ
ﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟﾃﾝﾊﾟ