年 ページ5
Aside
in放課後。
私達・劇の主要人物は教室の隅へ机を寄せ、教室の真ん中へ集まった。
マドンナちゃんが1人ずつに台本を渡してくれます。
「それ台本。有名なやつを休み時間コピーしたけどちょっとずつアドリブいれてもいいかもね。」
流石マドンナちゃんです……!
仕事がとても早いです。
私は早速台本をパラパラとめくってみます。
る「A。一緒に台本読みません?」
『るぅ、ちゃん……!ナレーションなのにここ居るの?』
る「Aの演技が見たいので帰らなかったんです。」
私がるぅちゃん、と呼んでも平然としています。
ちょっと耳が赤いのは気の所為ですよね……?
いえ、その前に私の演技の為に残ったんですか?!
恥ずかしいです……//
るぅちゃんと顔を合わせて台本を読む。
読もうとすると、皆も集まって来ました。
(シンデレラの演劇?分かりません(*_ _))
る「ある日ある日、まぁなんて貧しい1家から
誰かが怒られている声が聞こえてきました……」
こ「ちょっとシンデレラ!お茶が冷たいわよ!」
・
モブ「この靴の落とし主は君だね……!
僕と、結婚してください」
『はい、王子様。喜んで』
台本の通し読みが終わりました。
ころんさんの女声には笑いそうになったり、モブさんの結婚して下さいセリフにちょっと嫌気がさしたりと、大変でした……
だからなのか、王子役のモブさんと中々息が合いません……
モブ「柏野、1回二人でやろうぜ」
『そうですね』
2人で隅へコソコソと寄り、台本読みを始めると、誰かの視線を感じる。
後ろをパッ、と見ると私達の方を見つめているるぅちゃん。
どうしたんでしょうか……
モブ「柏野?ここら辺折角息合ってきたんだから頑張ろうぜ、な。」
『キャッ……』
突如、モブさんに頭をポンポンされ小さく叫んでしまった。
私、モブさんみたいな元気系男子実は苦手なんですよ……
元々るぅちゃん以外の異性と上手くいったことあまり無いですし。
モブ「柏野wwそんなビビることねぇだろww」
『……ぅん……』
モブさん、貴方と私の感じ方は違うんです。
貴方がビビらなくても私はビビりやすい性格なんですよぉ……
ちょっとだけ空気がギクシャクしてた時。
る「ちょっと。
僕のシンデレラに触らないでくれます?」
モブ「るぅとwそんなマジになんなって」
る「A大丈夫ですか?」
『ありがとう……ございます……』
モブさんは可哀想だけど、るぅちゃんのおかげで助かりました。
あのセリフは、唐突すぎますが。
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くおん - 初コメ失礼します!いつもドキドキ見させてもらってます。これからも頑張って下さい!応援してます(^^) (2022年1月10日 0時) (レス) @page13 id: af5dadc637 (このIDを非表示/違反報告)
名無しの権兵衛 - 自分がなってるみたいで、恥ずかしくなってしまいました。続きが楽しみです! (2022年1月4日 23時) (レス) @page10 id: 12f1619bb8 (このIDを非表示/違反報告)
まかだみあ - 今まで見たことのない感じの設定ですごく引き込まれました!!めっちゃ好きです、楽しみにしてます。頑張ってください!!!! (2021年12月13日 19時) (レス) @page7 id: 4dd2b2d86e (このIDを非表示/違反報告)
点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。(プロフ) - ここねさん» うわあああ!!初コメありがとうございます( ;; )頑張って更新します! (2021年12月6日 21時) (レス) id: 19c9466b23 (このIDを非表示/違反報告)
ここね - 続き楽しみです〜!頑張ってください〜〜!! (2021年12月6日 18時) (レス) @page5 id: 8478e0fb04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:点P撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者。 | 作者ホームページ:なっしんぐぅ
作成日時:2021年11月30日 23時