敬語美少年×敬語美少女。【黄】

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Aside


犯人が私の友達、と分かると怒り出するぅちゃん。


る「なんでそんな事するんでしょうね。
僕が2人に会って事情を聞かなかったらAは……許せません」



でも、由香ちゃん罪悪感からマドンナちゃん達に知らせてくれたんですよね？？
それなら、由香ちゃんに罪はありません。


大丈夫です、と口を開こうとした時。


何故るぅちゃんがここに来たのでしょう？？


新たな疑問が生まれました。



路地裏に連れ込まれ、るぅちゃんに助けて貰ってからずっと一緒でしたよね。
アメリカから帰ってきたのなら、連絡……欲しかったです。


空港で出迎えてあげたかったです。



ちょっとだけシュン、となってる私に気づいたマドンナちゃん。
何やらニヤニヤして、るぅちゃんに耳打ちした。



「ふふっ、Aさ何でアメリカに行ったるぅとがここに居るか気になってるでしょ。」


うっ……図星です
流石マドンナちゃん。

マドンナちゃんは何か知ってるんでしょうか？？


……私が彼女なんですがね。


彼女の私より、ころんさんの彼女のマドンナちゃんに早く情報が行ったことに嫉妬してしまうじゃないですか。



る「A。」
『な、んですか、？』


急に呼ばれてびっくりします。
いつもと声のトーン、るぅちゃん違いますよ……


ホントに、なんですか？？


後2年。後2年しないと私はるぅちゃんに会えないはずでした。
……もしや、アメリカで他の彼女が出来たんでしょうか。


アメリカの子は多分、スタイルも顔も良いし勝てるところなんて無いですもんね……


良いですよ。振ってくれても。
私は大丈夫です。……大丈夫だから。



嫌な予感に目の前が霞む。


なんで私泣いちゃってるんですか？
笑顔で「大丈夫です！」って言わないといけませんのに……



こんな私とるぅちゃんは不釣り合いです。

高校の時、キスしてもらったのも全て夢です。
魔法、がかかってただけなんです。


魔法はいつか解けます。


それが、今、だっただけ……


ほら、早くるぅちゃん。
私を振って下さい______




涙で前が良く見えない。



鼻をスンスン鳴らしてる私に、るぅちゃんは黙って近づいて何かを差し出した。

涙の先に見えたものは……




『ゆ、びわ？』


小ぶりなダイアモンドが付いた指輪だった。



る「ふふっ。Aの考えてることくら分かりますよ。僕が帰ってきたのは、Aを振るためではありません。」




る「僕と______」







、






、








る「結婚して貰うためです。」



嗚呼、神様
また魔法はかかってるみたいです。

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