◎ルピナス ページ44
□□□
11/27 0:00
「亮平くん」
阿部「んー？」
「こっち向いて」
阿部「何？」
夜も更けお互いもう寝るだけ。
ソファで最終のメールチェック中に呼ばれ、顔を見ればいつになく真剣な表情。
「…亮平くん」
阿部「はい」
「好きです」
阿部「はい」
「大好きだよ」
阿部「ん、どうしたの？」
「…あいしてる」
阿部「…うん」
「お誕生日、おめでとう」
阿部「誕生日…？あ、」
突然愛情を伝えられてプチパニックに陥る。
でも、そうか。
「忘れてた？」
阿部「忘れてはなかったんだけど…日付越えたのは気づかなかったな」
「そっか…あのね？プレゼント、用意してるんだけど」
阿部「うん」
「渡すのは今日…んー明日？分かんないけど、27日の夜。お家でご飯作って待ってるから、寄り道せずに帰ってきて？」
阿部「…分かった」
「お祝いは明日するから…今日は、前夜祭」
阿部「前夜祭？ふふ、何するの？」
「…今日は…私が亮平くんのこと、気持ちよくしてあげる」
阿部「っえ？」
「だから、亮平くんはなにもしないで」
阿部「何もって…、ん」
言いながら俺に跨ってきては不意に口を塞がれた。
「ん、…っん、ふ…ぁ、」
温かい感触に漏れる声。
何もしない、なんて無理な話だ。
阿部「…っは…、A…」
「ん、ぅ、っだめ、亮平くんはじっとしてて」
阿部「じっと…？無理だよ…俺だってAに触りたい」
「ぅ…でも今日は私がするってきめたの！」
顔を真っ赤にして言葉を投げて。
今度は首筋に吸い付かれた。
□□□
Aより先に目が覚めたのは初めてかもしれない。
お互い裸で温かい布団にくるまって、抱き締め合いながら目覚める朝。
…最高だ。
俺の胸に頬を寄せ眠る彼女はとても愛らしく、昨日の妖艶さなんて微塵も感じさせない。
A…かわいかったな…
必死に俺に尽くす姿は堪らなかった。
触れる指先も乱れる髪も、火照る身体も全てが、お互いに降る快感を表してるようで。
「あー、やべぇ…」
だめだろ。朝からこんなの…さすがに怒られそう。
今日も仕事だ。しかもAとは別々。
だけど夜には家でごちそう用意して待ってるって言うから、1日頑張れる。
寝顔を見られる機会なんてめったにないけど、そろそろ起こさないと。
「A、起きて」
揺れる瞼に唇を落とす。
その目に映る俺は、どんな顔をしてるのかな。
「おはよう」
あぁ、なんて幸せな朝だろう。
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藤奈(プロフ) - しおりさん» しおりさん、いつもコメントありがとうございます！しおりさんの生活の中にふーちゃんが生きてることにびっくりして…また感動しました(T_T)これからもラブラブ新婚生活をお届けできるよう頑張っていきます！よろしくお願いいたします。 (2020年11月19日 18時) (
レス) id: a9ac3107ed (このIDを非表示/違反報告)
しおり - 昨日のZIPを見ながら｢ダメになってるあべちゃんふーちゃん好きそうだな｣とか思っていたら案の定お気に召した様子で笑いました。あべふじのラブラブな日常を覗き見てずーっとニヤニヤさせていただいています。今後も更新楽しみにしています。 (2020年11月19日 6時) (レス) id: 34874c26fd (このIDを非表示/違反報告)
藤奈(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます。更新頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。 (2020年10月23日 23時) (レス) id: a9ac3107ed (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年10月23日 10時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤奈
| 作成日時：2020年10月22日 20時
