お出かけの準備(re) ページ13
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「……何着よう」
宮舘「A、どうした?唸って」
「宮舘先生…折り入ってご相談が」
宮舘「なに。仕事のこと?」
「いえ、そうじゃなくて…」
宮舘「はっ…まさか恋バナ?」
「こっ恋、バナ…でも、ない気がしてるんですけど」
宮舘「まあ話してみて」
「…週末に、ディナーの約束がありまして」
宮舘「ディナー」
「はい…それで、その時何を着ればいいか、ずっと悩んでて」
宮舘「一応聞くけど、相手は男?」
「は、はい」
宮舘「ふーん…まあ誰かまでは聞かないけど。正直服装なんかは行く店にもよるなぁ。決めてるの?」
「あ、それは相手の方が決めてくれるそうで、」
宮舘「そうか。なら無難にロングスカートかな。フレアな感じの」
「ふれあ、すかーと」
宮舘「…もしかして持ってない?」
「…クローゼット漁れば、あるいは」
宮舘「よし、買いにいこう」
「え」
宮舘「1着くらい持ってても損ないしね。今夜空いてる?」
「っ空いてます!でも、いいんですか?付き合っていただいて」
宮舘「可愛いAがもっと可愛くなる為のお手伝いならいくらでもできるよ」
「っ、宮舘先生〜!ありがとうございます!!」
宮舘「本当、どうして俺を好きにならないかなぁ」
「え、何か言いました?」
宮舘「いや?何にも」
□□□
「深澤先生、ちょっといいですか?」
深澤「ん〜?どしたの藤原先生」
「…ちょっと、プライベートな相談が」
深澤「え、なになに」
「あの、っその〜さ、あー」
深澤「は?何だ勿体ぶって」
「…あ、阿部先生って、どういう女性が好みか分かる?」
深澤「んなの決まってんじゃん。A」
「え?」
深澤「だからぁ、Aみたいな人が好みなんじゃん?」
「っそ、そういうことじゃなくて!好きな女性の服装とか、髪型とか」
深澤「あのなぁ、阿部ちゃんが女の子に対してそんな細かい分類してると思う?あの阿部ちゃんが」
「…思わないけど」
深澤「誰がどう見たって間違いなくAに惚れてんだからさ。タイプとか好みとかじゃねーんだって」
「でも!どうせなら、」
深澤「どうせなら?」
「っ…少しでも、可愛いと思ってほしい、から」
深澤「…あー、俺今すっごく後悔してる」
「え、何?」
深澤「何でもっと早くAのことものにしとかなかったのかって。やっぱ可愛いわお前」
「はあ?ずっと彼女いたくせに何言ってんの?」
深澤「お友達ポジション守りたかったんだよばーか」
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藤奈(プロフ) - 彪冴さん» コメントありがとうございます!こちらのパロディはノリと勢いで書いてますのでテンポの良さなら負けません()登場人物全員ポンコツですがよろしくお願いいたします(^o^)シリーズも引き続きお楽しみくださいませ! (2021年6月13日 12時) (レス) id: a9ac3107ed (このIDを非表示/違反報告)
彪冴(プロフ) - 紅一点シリーズのあまふわできゅんとくるお話の流れも物凄く大好きなんですけどこのテンポ感と阿部先生の空回り具合が可愛くて可愛くてもう…終始にやにやしながら読ませていただいてます…かわいい…阿部先生とガチ恋勢がとてもかわいいです…… (2021年6月13日 2時) (レス) id: 18c953141a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藤奈 | 作成日時:2021年6月12日 18時