17話 ページ39
フブキ「臼見沢先生が怨霊を凶暴化させているなんて、
とんだ勘違いだったみたいね」
貴方「……あ…」
すると、何処からか虹色の妖気が漂ってきて、Aのウォッチに吸い込まれる
そして、2枚のメダルがゆっくりと宙に浮いた
ぱくりっ!
またしてもメダルを食べてしまったブルポン
貴方「またメダル食べちゃった…」
素早く地面に着地したブルポンは、此方を振り向く
すると、その体がパァァ…と光を帯びる
ブルポンの胴体がスッと伸びたと同時に光が収まった
ジンペイ「お前、スライムじゃなくて猫だったのか」
ブルポン「なにか問題でも?」
肩を竦めておどけた口調でA達を見上げるブルポン
貴方「え……なんか性格変わってない…?」
Aはポカンとなってブルポンを見る
ブルポン「A。
頭」
短い指で自分の頭を指差す。
流れからして、また頭を撫でて欲しいみたいだ
貴方「あ…うん…」
Aはブルポンの元に歩み寄り、しゃがんでブルポンの頭を撫でた
貴方「感触も猫の毛並みだ…」
1分ちょいくらいして、ブルポンは名残惜しそうにAから離れた
ブルポン「それじゃ…」
ブルポンはクールに言い放つと、Aに背を向けて去って行った
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・
ナユ「此処は大丈夫?」
カーテンを閉め切り、電気も点けていない薄暗い講堂に、ナユの声が響く
臼見沢「厳重に戸締まりしてあります」
ナユの前に跪いた臼見沢は丁寧語で答える
ナユ「分かった。
じゃあ、また私のラブリーパワーをあげちゃう♪」
ナユの掌が不気味な緑のオーラを纏う
その掌を、臼見沢の頭にそっと翳した
臼見沢「おおっ……おお、おぉ……
おぉぉ…お……」
呻き声なのか、はたまた心地が良いのか…
暫くして、ナユは手を退けた
ナユ「はい、OK♪」
臼見沢「パワー充電完了でございます。
また何なりとお申し付けください」
眼鏡をギラリと光らせ、不気味に、恐ろしく口の両端を歪めた
ナユ「うん、よろしく!」
ナユも子供じみた無邪気な笑みを浮かべた
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・
ラント「この学園に潜むエイリアンの親玉は、来星ナユ…
そして、教師の臼見沢は、既にエイリアンの下僕に成り下がっている。
怨霊の凶暴化も『彼奴らの仕業』と見て間違いない……
漸く尻尾を掴んだぞ……!」
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読んだ感想 - これ読んでる奴脳みそ入ってる?ただのウーピー主の妄想 (2022年8月5日 12時) (レス) id: 2c09132fd3 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりっつ - (YSP vs ESPのマタロウが怖い…) (2021年5月8日 16時) (レス) id: 01f74e3595 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりっつ - え?夢主ちゃんの絵も可愛いしネーミングセンスもいいとか神様かよ、好き(怒) (2021年5月8日 16時) (レス) id: 01f74e3595 (このIDを非表示/違反報告)
ブラックローズ - え、小説書くのも上手いのに絵まで上手いなんて、神様ですか?すごいです! (2021年2月24日 22時) (レス) id: b766530fd2 (このIDを非表示/違反報告)
Y S P!Y S P! - いや、訂正。マタロウからの愛も重すぎて怖い… (2020年9月24日 21時) (レス) id: 8b5b5f36c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アミーゴ.碧 | 作成日時:2020年6月24日 17時