太宰さんにさらわれた。【太宰治】【ヤンデレ？】

太宰の気持ち ページ10

太宰side
ーーーAちゃんとの出会いは私が橋で入水自 殺を図ろうとしていた時。

《死んでもいいことなんて無い。》こんなこと云ってくれたのは彼女が初めてだった。

ヒトメボレというやつかな？

だから、彼女が帰ろうとした時気付かれないようにポケットの中に発信機と盗聴器を仕掛けたのだ。

探偵社に戻ったら大真面目に彼女の制服がどこの学校かということを調べた。それに家の事も。

国木田君は吃驚したような目で私を見ていた。何時もこんなんじゃないのかな？私って。


ーーーーーーーー



彼女の事を全て調べ終わり、

今頃友達とのカラオケを楽しみ終わったであろうAちゃんの元へ向かう。

あぁ…楽しみだね…！

Aちゃんが段々私に堕ちていく姿がこの目で見られるなんて… これ以上ない幸せだよ。




彼女を私以外に見せたくない。



人目に晒したくない。




どうせなら彼女の初めてを全て私が奪ってしまおう…！！




あぁ…我ながら歪んでるなぁ…


でも、どれもこれもキミを思ってやってるんだ。




だから私を拒んだりしないでね？

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