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★あぁぁぁ!!! ページ38

『嫌だ…嫌だァぁぁぁぁぁ!!!』

泣いても、喚いても太宰さんの手の拘束は取れない。

この天井には見覚えがある。

太宰さんが私のために用意してくれた部屋だ。

どうしてあんなに簡単に

ここまで連れてこられたの?

時間は凄くかかるはずなのに?

そんな考えを無くさせるかのように

私の事を起こし、ベッドに連れていく。


「あぁ…この日をどんなに夢みたことか… フフッ…


Aちゃん可愛いよ…んっ」


『んっ…ふっッぁ……』


やめて…



やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて


お願いだから…









もう…









やめて…



『ッは…ッやめて…お願い…お願い…ッ』




涙てぐちゃぐちゃの顔のまま太宰さんを見る。


『!?』


太宰さんは睨むでもなく、怒るでもなく


ただ



黒く、濁った笑いをこちらに向けていた。


「うふふ、…あははは!!」



『…ぇ?』


スルリと


太宰さんの細い指が私の唇におかれる。


『むっ…?!』


「君のその顔が見たかったんだよ…私は…」


太宰さんは

悪魔のような笑みを浮かべてこちらを見ている。


「やっと見れたよ…君のその顔…恐怖に歪んだ、捕虜の顔(二タァ)」



『ッ……!!!』

何も喋らせまいとしていた太宰さんの指が


唇から離れていく。


捕虜……?


太宰さんの云う捕虜っていうのは


この場所で、

太宰さんのなすがまま、するがまま


される“私”?

捕虜…


『だっ太宰さん…捕虜…の顔見たことがあるんですか?』

太宰さんは顔を暗くしながら

「うふふ、さぁ…ね?」

「…まぁ、でも君の表情はコロコロ変わって見てて楽しい(ニコ)」

「捕虜も案外そういうものだったりするんだよ…」

それは私に向けてではなく

何処か

遠い所を見て太宰さんは云っているように見えた。


『ッ…?!』

と思ったのもつかの間

服の下に手を滑り込ませてきた。

ワ ンピースのため、下着まで丸見えだ。

『〜〜ッ!!?////』

「私が用意した下着、着てくれてたんだね…うふふ…」

嫌だ…嫌だ嫌だ…

『ッ…ぅ』

涙がたくさん流れては頬からシーツに落ちていく。

「泣かないで、Aちゃん…可愛い顔が台無しだ…」

『んっ…ぇ』


ハジメテ男の人に自分の体を見られた。


胸を太宰さんに触られる。

それから

ブラのホック?を指で外されていく。

「この下着の下が見れると思うと…ゾクゾクするよ…」

★しんだ→←★ハジメテ



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ポメシ太(プロフ) - 更新楽しみにしてますね〜!お体に気をつけて (2023年3月27日 21時) (レス) @page40 id: ee69d60c5b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 月宮 柚妃さん» ありがとうございます!!!!(><) (2017年9月1日 22時) (レス) id: 36540a19cb (このIDを非表示/違反報告)
月宮 柚妃(プロフ) - 楽しみです!更新楽しみにしてます(*^^*) (2017年9月1日 22時) (レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 曇天に笑う さん» よろしく!! (2017年8月30日 11時) (レス) id: 36540a19cb (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - よろすし! (2017年8月29日 13時) (レス) id: 9a5180e9be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年6月25日 23時

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