Avntis Eiji 2

#　66 ページ16

「ツ……ツリメ…？」


ツリメ「Aさ、分かりきっててそんなことしてんの？」



「だったら大問題なんだけど」と言うツリメの目線はいつもとは違かった。



ツリメ「ちなみに、結論から言うと」



一瞬、ツリメが言うのをためらったような気がした。


でも、真っ直ぐ私の目を見て言った。


　




＿＿＿＿＿＿＿ツリメ「好きだよ」




……好き…？


ツリメが……私のことを…？



「嘘……でしょ……」


ツリメ「先に話題吹っ掛けたのはAでしょ」


「そうだけど…………」


ツリメ「だったら素直に受け止めなさい」



「はい、終わりー」とツリメは私の上から退けるとさっき寝ていた場所に戻った。



ツリメ「ってことで、おやすみ」


「えっ、ちょっ…！」



ツリメに話し掛けようと、ツリメの顔を覗いたけどすでに爆睡。


寝るの早すぎでしょ。


なんて思いながらまた仰向けに寝っ転がる。



＿＿＿＿＿＿＿＿ツリメ「好きだよ」



「あぁっ…！もうっ…！」



さっきのツリメの言葉が頭の中でリピートされる。


そのたび私の心の中はきゅーっと締め付けられる。


そんなこと言われたら誰でも気になっちゃうよ。

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