17話 ページ18
貴方side
体調も少しは回復して小腹を満たすために1階へ降りると、話し声が聞こえたきた。
静かに重い声で話している3人の会話に耳を済ませると、信じられないことを話してた。
「…お姉ちゃん！？」
考えるより先に体が動いた。
咄嗟に声を荒げ、動いたせいか、気持ち悪くなった上に、咳き込んでしまった。
吐血して、血が床に垂れる。
あ「…Aちゃん！」
お姉ちゃんはいつものように心配してくれた。
けど……。
「……ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ。……何で…何で言うの？」
あ「…！」
苦しくて、だるくて、気持ち悪くて、涙が出てくる。
ひ「…A。俺たちが聞き出したんだよ…」
ゆ「……Aの隠し事が気になって。」
「…………。……忘れて。」
文句も言う気力がなく、心配と焦った表情の3人を置いて、ヨロヨロと歩き、自室へこもった。
私の病気の事。
お姉ちゃんはきっと私達が幼馴染という理由で言ったんだろう。
…………信頼できるって…
でもね。こんな事、本当は誰にも知られたくないんだ。
得体の知れない病気で、感染する可能性が０だなんて本当は分かる筈もないと思う。こんなののせいで怖がられるのは嫌。
………仲良かった人から裏切られるのが1番辛いもの。
止まらない、咳、血………そして涙。
感情と体調で胸の辺りがモヤモヤグジュグジュしてさらに吐き気が増す。
うずくまっててもしょうがない。
だから、もう寝よう。
ｺﾝｺﾝ
ｶﾞﾁｬ……
「………?！…何で入るの？」
ひ「…いや、無理矢理でも入んないと入れてくれなさそうだったから？」
ゆ「そうそう。あ、薬。どーぞ。飲んで。」
ベッドに潜り込んでいた私は起き上がって…………起き上がることしかできず、渡された薬を飲んだ。
「…ｺﾞｸｯｺﾞｸｯ…。……で。女子の部屋に許可もなく入った理由は？」
ひ「聞きたいことあって。」
ゆ「あんずさん、Aに嫌われた…って落ち込んで、話せる状況じゃないし…だからテーブルにあったリンゴと薬、持ってきたついでに」
「……何で部屋分かったの？」
ひ「…だってまだ乾いてない血がこの部屋までポタポタ続いてたから。」
あー。
ゆ「ってことで質問。……………………」
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與風(プロフ) - 白羽ゆゆさん» 毎度毎度すみません！変換ミス多過ぎて自分が１番悲しい…。教えて下さって本当にありがとうございます！ (2017年10月13日 18時) (
レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)
白羽ゆゆ(プロフ) - 仁兎なずなが二兎になってますよ(^^) (2017年10月13日 17時) (レス) id: bb3c96127f (このIDを非表示/違反報告)
與風(プロフ) - 南恋さん» ごめんなさい！なおしました。教えて下さり、ありがとうございます！ (2017年9月23日 23時) (レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)
南恋 - あの、衣更真央になってるところ、衣更真緒です！！ (2017年9月23日 22時) (レス) id: 96fa1601d9 (このIDを非表示/違反報告)
與風(プロフ) - 蓮城桜さん» ぁぁ！ありがとうございます。単純にミスです。すみません！ (2017年9月17日 20時) (レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：與風 | 作成日時：2017年4月9日 11時
