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4話 ページ5

その帰り道……。


二人揃って用事あるってどっか行っちゃって……


「……まだ分かんないよ……ここ。」

はぁ。


と、出るのはため息ばっか。

取り敢えず、同じような廊下を歩いていると後ろから強い衝撃を受けた。


「……っわぁ?!」

「うおっ?!」

油断していたせいか、踏みとどまれず前に倒れた。

……お弁当箱持ってたから上手く手を着けなかった………。

ズキッと痛む手首。

ありゃ…。

「……ご、ごめんにゃ!俺の不注意なんら。」

ん?にゃ?

「……ぇ、あ、こちらこそ…。」

な「…んっしょっと。俺は仁兎なずな。ちょっと躓いちゃって。たてるか?」

「……はい。」

ちょこんっとした金髪の男子。
どこか愛らしくて、癒される。

ネクタイの色からして………

「……三年生?!」

な「…?そうだけど…。それがどうかしたか?」

「……あー、いえ、何でも…」

な「…まぁ、いいか。それより、ほら!」

差し出された小さな手。
どうしよう。……平気なのかな?

な「?どうかしたか?早くたと?」

きょとんと首を傾げて私の手を取る。仁兎先輩

待って。そっちは………
手首辺りをその小さな手で、ぎゅっと握られ、先輩の顔が近いよりも、何よりも、痛かった。

「…いっっ!」

な「…?!なんら?!……うわっ?!も、もしかして俺のせい……?」

あ、先輩、顔整ってる。綺麗だなぁ
というか、どこまでも可愛い。

「……す、すみません。平気ですよ。」

安心させるようにニコッと笑った。
なのに、仁兎先輩はムッとすると、今度は手をぎゅっと握ってきた。

「……?先輩?…っわぁ?!」

思いっきり引っ張り起こされ、今度は前に倒れそうになった。

でも、そのまま先輩に手を引かれて私は歩き出した。

な「あれ、俺がぶつかったせいだろ?保健室で手当てしないと。」

「…?あー、平気ですよ。それより先輩こそ、怪我ないですか?アイドルなのに怪我したらダメですよ?」

ここはアイドル科が主だから、先輩がアイドルってことぐらい分かる。

な「…人の心配より、自分の心配をしろ!」

「…えぇ?」

怒られた……。

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與風(プロフ) - 白羽ゆゆさん» 毎度毎度すみません!変換ミス多過ぎて自分が1番悲しい…。教えて下さって本当にありがとうございます! (2017年10月13日 18時) (レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)
白羽ゆゆ(プロフ) - 仁兎なずなが二兎になってますよ(^^) (2017年10月13日 17時) (レス) id: bb3c96127f (このIDを非表示/違反報告)
與風(プロフ) - 南恋さん» ごめんなさい!なおしました。教えて下さり、ありがとうございます! (2017年9月23日 23時) (レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)
南恋 - あの、衣更真央になってるところ、衣更真緒です!! (2017年9月23日 22時) (レス) id: 96fa1601d9 (このIDを非表示/違反報告)
與風(プロフ) - 蓮城桜さん» ぁぁ!ありがとうございます。単純にミスです。すみません! (2017年9月17日 20時) (レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:與風 | 作成日時:2017年4月9日 11時

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