どうも、まともに働かない予定の特級です【呪術廻戦】 (ページ2)

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「よし、一旦休憩だ。各自水分補給やら糖分摂取やらしとけー」

一斉に日陰に移動した悠仁達を見て、クスッと笑いが溢れる

まだたった数時間しか稽古してやれてないが、皆少しだけど成長してる。葵は水を浮かせて空中でなんとなく動かせるようになったし、野薔薇や恵も自分の術式の使い方を更に深く考えられてる。悠仁と椿は接近戦はお互いに文句なし、よく動けてる。

ただ、問題は椿の術式…なんだよなぁ

ﾁﾘﾝｯ…ﾁﾘﾝｯ…

「ｯ…！全員屋敷に入れ」

「なんだ、この音…」

「鈴…じゃないの？」

私しか知らないもう一つの門

鈴門、呪霊ではなく呪詛師が敷地に入って来た時に反応する鈴の門。相手が呪霊とは違って人間、そう軽率に攻めてこないだろうと見込んだ上で最小限の鈴が鳴るようにしていた…その鈴が鳴るってことはつまり、呪詛師が入り込んでいる。

正門にはいねぇ、ってことはもう何処かに…

「初めまして月宮A…早速で悪いが、虎杖悠仁を渡してもらうｯ！」

「……はっ、渡すわけねぇだろ」

私が気付かないように気配を殺せて、加えて動きも早い

呪詛師の中じゃそこそこの奴なんだろう、恐らく1級か…最悪特級でもおかしくない。こいつ1人を相手にする事は簡単だ、ただ問題なのは仲間がいた場合と釣られて特級呪霊が現れた場合だ。自分で身を守れる術があるとはいえ、私はガキどもを守らなきゃいけない。

可愛い可愛いクソみたいな後輩のお願い、だからな

「お前みたいなザコ1人に私が負けるはずが無い」

「…誰がいつ、1人だと言った？」

「虎杖悠仁以外、死んでもらうｯ！！」

やっぱり仲間が居たか

でも、アホだなぁ…こいつら

「バカ言わないで」

「姉貴の客人に手を出すな」

「私がいつ、1人で相手してやる…なんて言った？」

ここは私の実家、つまり最大限の実力を発揮できる場所

それに加えて椿と葵がいる
幼い頃から共に過ごし、共に呪術を学んだ私の家族が

連携なんて朝飯前の、私達が揃ってる

「たまにはちゃんと働いてやるよ」

さっさと片付けて、私は昼寝がしたいんだ

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