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「ねぇ、どうして何時もそうやって悟を頼るの」

「傑を回収出来る男が五条しかいないから」

「私にはもう頼ってくれない?」

「頼る以前にまず迷惑掛けてくんなよ」









こんな会話が続いて早10分

結局私は力の差で負け、今は大人しく傑の腕の中に収まっている。何なんだよこの男…酔っ払ってない癖にこの甘えっぷりとかマジで意味分からない、せめて酔ってろよ。相変わらず包容力エグいハグしやがって…どうするんだよ、私が他の男性に抱きしめられた時に物足りなさ感じたら。責任取ってくれんのか、あぁ?

うん、想像しただけでなんかもうムリだから責任取らなくていいです









「お願い、やり直そうよ」

「絶っ対に嫌」

「なんで?」

「好きじゃないから」

「なんで好きじゃないの」

「2歳児かよ!!!このッ、もういい加減離れ…ろっ」









もがいた瞬間、服の中に入ってくる手
このままだと流されて無理矢理おっ始められる

近づく顔にもう終わったと思いぎゅっと強めに目を瞑る









「はーい、傑ストップ。Aは…取り敢えず無事だね」

「……チッ、悟…」

「お、遅いんだよ五条!!!!」

「ちゃんと助けたんだから許してよ。ほら傑、帰るよ」








傑の首根っこを掴んでズルズルと引きずる五条

デカい奴にはデカい奴で対抗する、これ常識
乱されかけた服を整え、傑の荷物を投げつける

それは見事に傑じゃなくて五条にクリーンヒット









「あ、すまん五条」

「今度パフェ奢れよ」

「了解です」

「ん、じゃあまた今度」

「はーい」









ガチャリと閉められた扉の音でドッと力が抜ける

今日も何とか帰らせることに成功した…ほぼ五条のおかげだけど。にしてもなんで毎晩、しかも20時ぴったりに来るんだよ…時計の針動いた瞬間にインターホン鳴らすの上手過ぎるだろ。いや、そこ褒めてどうすんだよ馬鹿。

はぁ、と大きな溜息を吐くとガチャリと扉が開く音










「な、何…んッ…!?」

「ふふ、キスするの忘れてた」

「ッ〜〜アンタねぇ…!!」

「また明日来るね♡」

「っ絶対!!!来るんじゃねぇ!!!!」









ブチギレる私をにんまり顔で見つめてきた傑は

ヒラヒラと手を振りながら帰っていった









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夜風@常に眠い(プロフ) - 焼き鮭さん» コメントありがとうございます!いやいやこちらこそ読んで頂き感謝感激ですありがとうございます!涙 (2023年2月17日 23時) (レス) id: 9708a22072 (このIDを非表示/違反報告)
焼き鮭(プロフ) - 更新ありがとうございます!好きな作品なのでとても嬉しいです、、! (2023年2月17日 22時) (レス) @page11 id: 64769613b0 (このIDを非表示/違反報告)
夜風@常に眠い(プロフ) - りなさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいですッ…更新頑張ります! (2022年3月1日 16時) (レス) id: 9708a22072 (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - すごくこの作品好きなので更新これからも頑張ってください!!✨ (2022年2月27日 18時) (レス) @page10 id: ad5d7fdb0c (このIDを非表示/違反報告)
夜風@常に眠い(プロフ) - 石川祐希は神☆さん» コメントありがとうございます!好き嬉しいです…私もこういう関係性の話は大好物なので実質自給自足です(?) 更新頑張ります! (2022年1月14日 13時) (レス) id: a2faf1e6fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜風@常に眠い | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2022年1月13日 16時

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