ねぇ当主様、私かなり優良物件だと思うから取り敢えず嫁にして【五条悟】

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「皆、次の座学は私が暇になったから体術になった…よ、」


「……」









やっべやっべ、冷や汗ダラダラ止まらないんだけど

いや実際は全然汗かいてないよ？涼しい顔してるけどさ、心の臓から全身に冷や汗巡ってる感覚する。それ血液なっつって！！充分に知識のある頭で考えるのよA！！！！どうすれば私はこの状況を無事に乗り切れる！？

…待て、そもそも夏油さんは生徒の前で羞恥を晒すような人ではないのでは？









「あー、と…夏油さ」


「Aさん、私諦めてないからね。1度でも連絡先を書いた紙を受け取ったんだ、可能性はまだあるだろう？」


「…何のことかさっぱり」


「忘れるなんて酷いじゃないか、あ。そう言えば教師になったんだって？私と同職だね、って事は連絡先を交換しても何の不思議もない。ほらスマホ出して？」


「いや…あの、」









勢いすごくない？

デカイし怒らせたらヤバそうだしで
とにかく色々と圧が凄い、もの凄い

あと顔が良い、悟様とはまた違ったイケメン









「…はい、スマホありがとう」


「？あれ、私いつの間に渡してたの…」


「Aさん自分で夏油先生に渡してたよ？」


「………顔面のせいか」ﾎﾞｿｯ


「何か言ったかい？」


「いいえ、何も言ってませんよ」









馬鹿！！私の馬鹿！！！

本当に自分でも引くレベルに面食いなんだから…気付いたらスマホ差し出してるとか危なすぎるよ？危機感大事にしてこう？？にしてもどうしよう、連絡先交換してしまった。顔面のせいで、色々刺さってくる顔面のせいで…私は後で悟様の機嫌を取らなきゃいけないのか。

うん、クソ面倒！









「さ、皆はグラウンドに行こうか」


「体術とかダルすぎー」


「え、良いじゃん体術！俺好きだよ？」


「それはお前だからだろ」


「…あ、じゃあ私はこれで」









職員室へ向かおうと逃げる様にその場を去ろうとする

おっと、私腕掴まれてるな？









「ぁ、のー」


「困った事があったら、いつでも連絡してね」


「ｯ！！し、しし失礼します！！」









クソ、クソクソクソ…クッソ！！！

え、なに流行ってんの？
最強の間でこれ流行ってんの？？

吐息多めの耳元で囁くやつ









「…夏油さんも声がいいな！？」









イケメンは声もいい法則でもあるかな？？









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