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弐 ページ2
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?「恐らく記憶喪失でしょう」
男の子に連れていかれたのは大きな屋敷
検査と言うやつを終えると
蝶の髪飾りを着けたお姉さんがそう言った
「…貴方達は誰ですか」
胡「すみません…申し遅れました、私は鬼殺隊 蟲柱 胡蝶しのぶと言います」
炭「あ、竈門炭次郎です!!」
鬼殺隊?柱?
何故か引っかかる
何も覚えていないはずなのに
その言葉が妙に心を擽る
"柱になりなさい"
懐かしい、温かい声がする
「柱ってなんですか」
胡「鬼殺隊の中で最も位の高い剣士の事ですが、それがどうかされましたか…?」
「誰かに言われました、柱になれと」
炭「え、柱に…?」
「だから私、柱になります」
思ったことをそう素直に言う
すると先程の男の子、竈門君は
口を開けて
目も見開いて
驚いていた
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