リョウクが ページ1
有名ホテルのシャンデリアがいくつもぶら下がる大きなホールで、挨拶周りをしていたはずのイトゥクが慌てた様子で戻ってくる。
「何、あの子、慌てて」
イトゥクの母の隣で、どうしたんでしょうね？と首をかしげたのんきなAのもとまで真っ直ぐ駆け寄ってきた彼は、目の前に来るなり、
「ちょっと来て」
と、その手を取り、引いていく。
「何、どうしたの？」
「聞きたいことが」
「聞きたいこと？」
引っ張られたままホールから出て、人気のない廊下まで来て、初めて歩みが止まる。
振り返った彼は、思ったよりも真剣な顔をしていた。
「A、リョウクから何か聞いてた？」
「リョウクから？」
「リョウクが」
そう言って、少し躊躇ってから、一層声を潜めて呟いたその一言に、思わず声を上げてしまった。
「結婚？！」
「A、声が大きい」
「ごめん。でもそれ、ほんとなの？」
「今、本人から、婚約者だって女の子紹介されて。やっぱりAも聞いてなかったんだ」
「知らないよ。全然そんな素振りもなかったし、大体彼女いたっけ？」
「お見合いだって」
「お見合いって…」
「おい、こんなとこでコソコソ、何やってんだよ」
話に夢中で、人が近づいている気配にも全く気付けず、掛けられた声に驚いて振り向けば
「あぁヒチョル、やっと来たの。マネヒョンが探してたよ」
スーツ姿のヒチョルが、そこにいた。
その隣には、すらっと綺麗な女性もいて。
「こんにちは。はじめまして」
と綺麗な笑みと共に会釈されて、慌てて会釈を返す。
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井上よじゃ(プロフ) - naoさん» え？！！全くの偶然です（笑）うわ、ちょっと鳥肌立ちました。こんなこと…あるんですねぇ（笑）よくあるお名前なんでしょうね？なんか、適当につけたんですけど←、結果ミラクルが起こって良かったです^^ (2013年6月21日 8時) (
レス) id: bdb29f79be (このIDを非表示/違反報告)
井上よじゃ(プロフ) - なつさん» そうなんです、これほとんどスピンオフなんですけど、前後にとぅぎを入れた関係で迷った末、こちらに組み込みましたｗあ、いえいえ、コメントありがとうございます♪今回もなつさんをたくさん幸せに出来ますように！ (2013年2月15日 14時) (レス) id: cae000c27e (このIDを非表示/違反報告)
なつ(プロフ) - まるでりょぎたんの短編のような・・でも、この章のお話がきっかけでお話が進んで行く感じ。わくわく♪（あ、コメするの遅れてごみんね^^;） (2013年2月15日 13時) (レス) id: 0ba9d9b5cb (このIDを非表示/違反報告)
井上よじゃ(プロフ) - りんごじゅーすさん» いえいえ、まだ公開したばかりですから。お待ちいただき嬉しいです！ありがとうございます！次章もよろしくお願いします♪ (2013年2月11日 23時) (レス) id: cae000c27e (このIDを非表示/違反報告)
井上よじゃ(プロフ) - づうさん» 大変、大変ー！ｗ早かったですか。意外と今回手直しが少なかったので予想より早く公開出来ました。なんかすみませんｗ既に2章も開設しましたのでよければそちらで1番ノリを狙ってくださいｗ (2013年2月11日 23時) (レス) id: cae000c27e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：井上よじゃ
| 作成日時：2013年2月7日 15時
