【wrwrd!】d!な彼らと宇宙人【男主】

ー19ー ページ21

貴方side

暫くシャオロンとこねしまと話してたけど、二人は訓練をするからって行っちゃった


ぼくと銀は図書館でお勉強してたんだけど、不意に銀が何か思い出したみたいに言った


銀:そういえばA、観光客を探そうか？って言ってたけど、どうやって探すの？

貴:悪意と敵意を感知するんだみ！！ずっと使ってるとくらくらしてくるけど、、、。

銀:、、、Aのそれはどう言う力？不思議だね。試しにちょっと使ってみる？

貴:みぃ、、でも、、シャオロンに怒られない？？

銀:ほんの少しなら怒られないよ、きっと。

貴:そうだね！！


じゃあちょっとだけ！と集中して探知の力を使ってみる。これを使うと悪い人間からは嫌な匂いがする


くんくん、って鼻を使ってみる。隣にいる銀からはなんだかいい匂いがする


これはぼくに対していい感情を持ってくれてる人間からする匂いだ


おひさまみたいな、優しい香り。それに水を差すように嫌な匂いが微かにする


貴:こっち！！

銀:こっち？


銀の手を握って走り出そうとしたら抱っこされた。銀が走った方が早いからだと思う


銀はぼくを抱えてぼくの指示に従って走りながらぶつぶつとなにか呟いている


銀:こっちは武器庫、、、いやまさか。、、だとしたら馬鹿すぎるにもほどがある。

貴:銀、どうしたの？？

銀:いや、、おまぬけさんがいるなぁって、、、でも危ないかもしれないから、ゾムさんでも呼びましょうか。

貴:み！ぞむ！呼ぼう！！

銀:はーいw！


お返事したら銀は耳につけてた、なんだっけ、、インカム？の緑色のボタンを押した


そしたらそこからぞむの声が聞こえてくる


「ゾ:はいはい？誰？

銀:A君のお世話係中の第一護衛部隊隊員の銀です！A君が怪しい人がいるって言うので向かってます！！

ゾム隊長も合流お願いします！場所は多分第二武器庫です。アホが沸いたみたいですよ〜！！

「ゾ:ほんまやなぁwわかったぜ！！隊全員連れていくわ、どうせ暇やし。

銀:お待ちしてます。んで、A。ついたけど、どこにいるのかわかる？

貴:み！わかる！あっち！！

銀:オッケー、わかった。じゃあ、、、Aはゾムさんが来るまでここにいて。

貴:みっ！？ど、どうして？？

銀:危ないから。Aになにかあったら大変だ。だからここで待ってて。

貴:で、でも、、、。

銀:大丈夫。ゾムさんが来たら一緒に来てくれたらいいから。わかったね、A。


そう言う銀の目が優しくて

わがまま言えなかった

ー20ー→←ー18ー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す