第21話 ページ23
貴方side
さぁ行きましょうか、と歩き始めた所で総統閣下の体がぐらりと揺れた
慌てて抱き止め脈を測る。安定している、どうやら気絶寝したらしい
とんでもなく面倒なことになった
貴:秋瀬、担架を持ってきてくれ。
秋:おけ。
俺の声かけに静かにだが高速で走って担架を取りに行く秋瀬を見送り心配そうにぶーぶー泣くトン吉の頭を撫る
数十秒後には秋瀬が担架を持ってきたので、そこに総統閣下を乗せて持ち上げる
秋:A、幹部用の医務室の場所覚えてる？
貴:嗚呼、こっちだ。
秋:さっすが〜！
秋瀬が自身の上着を総統閣下の上にかかながら言うので、見習って自身の上着をかけて置いた
急いで城に入って、幹部用の医務室に向かって小走りでかけていく
朝だからか誰ともすれ違わないと思ったのだが、寝ぼけ半分で廊下を歩いていた
我々軍最高のハッカーである鬱隊長と出会った
鬱:ぐ、ぐるちゃん！？！？えっ、どどうしたん！？なんで！？敵襲！？ぞ、ゾムーー！！！
貴:落ち着いてください。総統閣下はお眠りになられているだけです。
秋:決して敵に入り込まれたわけじゃないです。朝なので静かにしましょうね！
鬱:めっちゃ冷静やん！？え、ほんまに寝てるだけ？？
貴:はい。触れてみてください。
鬱:、、、あったかいわ。
恐る恐ると言った様子で首に触れて、ほっと胸を撫で下ろす鬱隊長なのだが
一つ言いたいことがある
貴:鬱隊長。
鬱:なんでございましょ。
貴:タバコ臭いです。少し吸いすぎでは？吸うなとは言いませんが、控えて頂かねば困ります。
身体に悪いのもありますが、その匂いは外交などではデメリットになりかねません。
というかデメリットそのものです。外交官は嫌煙家が多いので。
鬱:めっちゃ言うやん、、、ど、努力します。
秋:すみません。俺の相棒、言いたいことはずぱずぱ言っちゃうタイプでしてwww
ゲラゲラ笑いながら言うお前もお前だぞ、と思いながらまた小走りし始めたらついてくる鬱隊長
まぁいいかと医務室まで行き
同行していた鬱隊長が医務室を連打ノックし、出てきたしんぺい神医務官に声をかけた
鬱:ぐるちゃんが搬送されてた。
貴:城壁外を彷徨っていました。声をかけた所休憩だとおっしゃっていました。
お部屋に送ろうとしたところで倒れてしまわれたので、運んできました。
し:あー、なるほどな？びっくりしたやろ？運んでくれてありがとな。
そう言って笑う医務官の瞳は
少し心配そうに揺れていた
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三千代(プロフ) - 今、読み返してますがこのシリーズほんとに好きです〜！！！震えが止まりません！ (2022年2月4日 17時) (
レス) @page48 id: 969193beea (このIDを非表示/違反報告)
フランドール(プロフ) - 次のパート待ってます！体に気をつけてくださいね。久しぶりに来たので、途中だった他の作品見てきます！ (2020年2月1日 20時) (レス) id: 8dc430943e (このIDを非表示/違反報告)
ミオ - お疲れ様です！作品好きです(突然の告白) ひとらん頭撫でるの好きやな... (2020年1月15日 18時) (レス) id: 4083773df2 (このIDを非表示/違反報告)
47 - え､､､好き。(小説の内容が) (2019年12月23日 22時) (レス) id: 08487fa41c (このIDを非表示/違反報告)
キーさん(プロフ) - 新作おめでとうございます。この作品も毎日更新されるのを気長に待っております。貴方様の作品は何時も次回が気になって夜しか眠れなくなりますね…。 (2019年12月17日 13時) (レス) id: 4dd6ec14bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年12月1日 22時
