【wrwrd!】未来人な彼と我々だ！II【男主】

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貴方side

し:また、なのかな？？？

貴:ひぇ、あの、その、、、はい。

し:塞いどきゃいいって話じゃないって、言ったよね？Aさん？？

貴:き、聞いたような聞かなかったよう「し:ん〜？」聞きましたすみません。


後ろで大爆笑しているひとらんらん達を追い払いたい気持ちでいっぱいの医務室。


一通り手当をされ、しんぺい神に怒られ、笑われております。


まぁ、慣れてますがね。


し:ちゃんと痛い？

貴:！は、はい、大丈夫です。

し:そっか〜


チッ、と小さく舌打ちしたような音が聞こえたような気がしましたが気にしませんよ私は！！！


ひ:A、ご飯いかない？お腹すいたでしょ。

貴:あ、はい。そうですね。

ゾ:俺もいこ、ついてくるやんなシッマ。

コ:す、すまんなゾム、俺は今から部屋でやらんとあかんことがあるんや！！


逃げ出すコネシマ、シャオロンもそれに便乗して逃げてしまった


私はひとらんに手を掴まれて、ズリズリ引きずられながら食堂へ向かっております


貴:コネシマ、いつか食害でお亡くなりになってしまいそうですよね。

ひ:ほんとにね、ゾム手加減なしで食わしてくるからね、逃げるが勝ちだよ。

貴:それは知ってます。ゾムさんの「飯行こうぜ」は鬼ごっこ開始の掛け声ですから。

ひ:まぁそうなるだろうねw


引きずられるのをやめて、彼の隣をきちんと歩き始めれば、彼はふわりと笑った


貴:？どうかしましたか？

ひ:ううん、なんでもないよ。

貴:？そうですか。

ひ:うん。あ、A何食べたい？この時間なら簡単なものしか残ってないと思うけど、、、。

貴:そうですね、、、では、うどんを食べたいですね。きつねうどん。ありますか？

ひ:あ、あるけど。つい最近メニューに入ったばっかりなんだよね。

未来では東洋の食べ物って結構ある感じなの？増えてる？


瞳を輝かせてそう問いかけてきた彼に笑い返しながら頷いて答える


貴:増えてますね、お寿司にたくあん？でしたっけ、あとお餅とか、、、

ひ:餅もあるんだ！！しかもたくあんもwたくあんあるなら他にも沢山ありそうだねw


うんうん、と頷いて、「そのうちいっぱい増えますよ」といえば彼は嬉しそうに微笑んだ


東洋の食が我が軍に入って来た時、一番喜んでいたのが彼だと聞いたことがあるのを思い出した


彼は東洋人、故郷の味が軍でも味わえるとなれば、嬉しいのは当たり前ですよね


貴方のその幸せそうな顔が私は大好きなんですよ、ひとらんらん。

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