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貴方side
貴:そうと決まれば！早速助けてください。
レ:は、はい！なんですか？
貴:さ、さっきから腹部の傷が痛み始めてですね、、、あの、、、熱が出てきたみたいなんです。
なので、運んでください。と続ける前に、私は彼にふわりと横抱きされた
貴:うわぁ！？
レ:すみません！熱が出てたなんて、、、気がつかなくて、、、。
悔しそうな彼の顔を見ていたら、なんだかわらけてきて、笑ってしまった
貴:ふふふwww必死w
レ:必死になりますよ！！
貴:あははw大丈夫ですよ、どうせ体力使いすぎただけでしょうからw
レ:使わせたのは俺です。
貴:部下は財産。財産のいえ、部下のために頑張るのは当然ですから！
部下と言う名の貴方を失わずに済むなら、私はそれでいいのです
そう言いたかったけれど、なんだか眠くなってきてしまって
あとは彼に任せよう、と考えて、ゆっくり瞳を閉ざしていった
ーーーーーーーーーー
パチっ、と目が覚めて、寝ぼけ眼をこすりながら、キョロキョロと周りを見る
私が眠っていたそこは、沢山の書類が置かれている机がある
書記長室でした
体は熱っぽい。外は明るい、壁掛け時計を見れば、午前9時。かなり寝てましたかね？
体を起こすのが億劫に感じる、この熱はいつ消えてくれるのでしょうかね
なんて思いながら、起きてから気がついた、ずっと握られている手を握り返す
相手が起きる様子はない、もしかしたら、遅くまで看病をしてくださっていたのかも
トントンはいない。どこかに出ているご様子。彼は多忙なので、仕方ない。
ふぅ、と小さく息をついて、体を起こす
手を離し、ベットからでて、椅子に置かれていた赤いマフラーを手にとる
よく見れば、ほつれているところがいくつか見受けられた
彼のマフラーをよくほつれてるので、直せるように道具があったはずだ、と探すこと数分
見つけた道具とマフラーをもってベットに戻り、ベットに寄りかかって眠っている彼にタオルをかけた
そしてちまちまほつれた場所を直しはじめる。このマフラーは、グルッペンがトントンにあげたもの
トントンはこのマフラーを本当に大切にしていました、最期の、その時まで
今は赤々としているマフラーは、何年もの月日を経て、濃い深みのある赤になる
私の、大好きな赤に
ガチャリとドアが開いて、少し驚いた様子を見せた赤は、すぐにいつも通りの笑顔を見せて
「おはようさん」と声をかけてきた
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ハト - パスワード解除ありがとうございます！いまきがつきました！あした見ます！ (2021年3月17日 21時) (
レス) id: bbc0313281 (このIDを非表示/違反報告)
にあ - パス解除ありがとうございます 面白かったです (2019年6月8日 18時) (レス) id: 517e27685c (このIDを非表示/違反報告)
しあ - なんか、、、いつのまにか涙が出てました。 いつから涙もろくなったのかわからないですけど、凄く感動してます！ (2019年6月1日 14時) (レス) id: d3cdf1a55c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ファ〜↑しんさん怖い。wwwwしゅごいね！（←w (2018年8月27日 23時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
らずらいと。 - シルトメーチさんの作品どれもすごい大好きです！！続々編楽しみに待ってます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2018年6月12日 19時) (レス) id: 163ac01fe3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年5月15日 0時
