第30話 ページ32
貴方side
前に2人、後ろに2人と俺を護るかのように囲いながら走る味方兵
俺が少しでもこけそうな様子を見せれば、誰かがすぐに隣に来た
どうやら暗くてよく見えなかった俺の顔に先程の言葉と月明かりで布が巻いてあるのが見えたらしかった
兵達からすれば、目があまり見えていないにもかかわらず、自分たちのために来てくれたいい幹部さん
と、いった感じに勘違いされているのだろうとわかったけど言わなかった
襲って来た敵兵を気絶させながら進むこと数分、何日か前にもみた新緑のパーカーがミえた
そこでやっと俺は''ゾムさん''の正体がわかった、彼は脅威さんだ
では''コネシマさん''とは誰のことなのか、それは遠くから聞こえてきた声でわかった
彼はどうやらスカさんのようでした、あの声は間違いない！
貴:脅威さーーーん！！スカさーーーん！！！
できるだけ大声で名を叫んで見れば、2人がこちらを素早く向いた
脅威さんには会ったことがあったけど、スカさんにちゃんと会うのは初めてだったから
なんでこの我々軍には顔面偏差値114514な人が多いのだろうかと一瞬考えた
スカさんはドイツよりも明るめの金髪で、まるで空がそこにあるような、とても綺麗な瞳をしていた
いつもはドイツもといグルッペンさんのところにいるから、ちゃんと見なかったことを悔やむほど本当に綺麗だった
脅:Aやん！なんでおんの？？
ス:え？！Aってイギリス？？お前怪我したんとちゃうんか？
スカさんの問いかけにドキリとなり、咄嗟に誰にも見えない目を逸らし
貴:ほ、報告です。南東の敵大隊が戦車を持ち出し、味方部隊は一時撤退しています
と、報告をしたら2人は南東に援軍に行くと言うので俺もついて行くことにした
ついて来てくれた四名の兵士達はその場を任せておいた
最初は何故か俺について行くと言ってくれたのだけれど、危険すぎるからと断った
それでもごねるから、一応戦えるし、危なくなったら逃げてくることを条件に納得してもらった
脅威さんやスカさんからはなぜか「懐かれたなぁw」と笑われた
俺は懐かれたの意味がわからなかったから、はぁ、とか変な返事をしていた
南東の戦地に向かっている途中、何故薙刀の刃に布を巻いているのかを聞かれたので
正直に「人を殺すことができないからです。」と答えれば
スカさんには「なんや、まだ慣れとらんのか？」と言われ、脅威さんは何かを考えるそぶりを見せ何も言わなかった
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猫好き - 更新されるたびにガッツポーズを天にかかげてます！これからも頑張って下さい！！ (2019年3月5日 20時) (
レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
おにぎり - コメント失礼します。これからの展開楽しみにしてます。更新頑張ってください. (2017年8月22日 13時) (レス) id: d90722d3f3 (このIDを非表示/違反報告)
ラピス - 本当に貴方様の書く小説が大好きです。更新がんばってください。本当に楽しみにしております。 (2017年8月7日 3時) (レス) id: adf48589a1 (このIDを非表示/違反報告)
はとぽっぽ(プロフ) - はじめまして、いつも小説を読ませて貰ってます。今回の第6弾も最高に好きです！これからも応援してますので無理をなさらない程度に更新よろしくお願いします。 (2017年7月26日 2時) (レス) id: acdbdace9d (このIDを非表示/違反報告)
いろは ろくね - まーた今回も面白そうな作品を作りますね！自分シルト・メーチさんの作品が、大好きなのでこれからも更新頑張ってください。 (2017年6月29日 22時) (レス) id: 2a1f9e77ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2017年6月28日 19時
