第63話 ページ19
貴方side
空をつかんだ僕の手は、虚しく体共々地面に向かって急降下を始めた
やけに景色がゆっくりで、恐れなんてものは感じなかった
思考は今も停止してしまっている、これはもうダメだろう
そう思ったその時、ガシッ！と体を掴まれた、掴んだ相手は僕を外に放り投げた生人喰らいの男
頭に重たい衝撃がきて、僕はゆっくり意識を手放した
ーーーーー
貴：っ！、、、？
頭の痛みとともに、意識が浮上し、体を起こす
周りを見渡せば、冷たいコンクリート？の壁や床が目に入った
ここはどこだろか、敵に捕まったのか、、、？ならば逃げ出さなければ
いつか、ロボロさんと一緒に逃げたあの時を思い出した
あの時は大変だったなぁ、なんて思いながら、体を確認する、五体満足、武器は、、、なし
いやあるけど、、、己の肉体そのものが武器みたいなもんだしw
とりあえず、スンスンと匂いを嗅いで見ると、人間が近いできていることがわかった
僕は咄嗟に眠っているふりをした
ガチャリと牢屋が開く音がして、コツコツと誰かが僕に近づいてきた
そして、ガッ！！と、お腹を蹴られた
いきなりのことに驚いて起きると、太った男が僕を見て言った
「お前があの書記長の補佐か、、、お前は頭がいいらしいじゃねぇか、頭がいいお前は、なんでここに自分がここにいるかぐらいわかるだろww？」
なんともイラつく言い方だ、こいつキライ←
とりあえず、僕はこちらを笑いながら楽しそうに見つめる男に
貴：、、、何も言わないし、何もしないからな
そう言ってギロリと睨んでやった、すると男は笑うのをやめて僕の顔を蹴った
口が切れて血が流れる、男はそんな僕の髪をつかんで頭を上げさせて
男：いつまでその威勢を保っていられるんだろうなぁww
と、また笑って、牢屋の外へ出て言った
、、、イライラする、最近、我々の皆さん以外の人間にイラつくことが多いような気がするなー
、、、まぁ、いいか
さっきの話からして、敵は僕のことを人間だと思っている模様
あの時、食人鬼にならなくてよかった、、、
そう思いながら、僕は牢屋の外にいる人間の数を気配で数える
貴：(、、、4人、か。4人くらいならなんとかなるかなー)
と、そこまで考えて、あの生人喰らいの男を思い出した
貴：(あー、、、そういえば生人喰らいがいたっけなぁ、、、)
そう考えついて
僕はまた、思考を巡らせ始めた
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ゆき - 最高の作品ありがとうございます‼ (1月3日 18時) (
レス) @page29 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - もう、、、ね？この作品もほかの作品も、作者様もだーいすきっ (2021年12月18日 19時) (レス) @page30 id: f731cae52b (このIDを非表示/違反報告)
フィルライ(プロフ) - 最高でした！何度も泣いて、(*´；ェ；｀*) (2021年10月30日 21時) (レス) @page32 id: 5dffbeb247 (このIDを非表示/違反報告)
RrmJBvVXpEJPHxp(プロフ) - やばい泣いてしまったw いままでで１番好きかも() (2021年10月12日 18時) (レス) @page29 id: 6764401e10 (このIDを非表示/違反報告)
ユイト(プロフ) - とても面白かったです！質問なのですが、死人喰いの鷹を飛ばした人とハッサはやはり亡くなってしまったのでしょうか？？ (2021年8月11日 4時) (レス) id: 15b43484e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年11月25日 22時
