第46話 ページ1
貴方side
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前世
世は3国で成り立っていた
アルダ国、ワレダ国、カラザ国
アルダ国
武器や戦術がずば抜けていたが
仲間意識の低さが3国の中で一番ゴミ
戦だけが取り柄の国だった
ワレダ国が今の我々国
武器や戦術もさることながら
仲間意識の高さによる団結力は恐ろしいほどで
同盟国もそれに似通っていた国
カラザ国
支援、救援、援助にずば抜けていた通称《黒幕国》
他の国との繋がりがきつく落とすにはいくつもの国を滅ぼさなければいけないほどの国
俺はアルダ国の陸軍大将をしていた。大将と言っても名前だけで、そこらの兵と扱いは変わらない
潜入、工作、必要であれば暗殺でさえ総統閣下からの命であれば従うのみ
ただの駒であった
だから俺はカラザ国に潜入した
スパイとして
嗚呼、思い出しただけでも
こんなに後悔と悲しみが溢れ出てくる
殺した
ころしたのだ、おれは
あいつを
秋瀬を殺した
潜入当時、俺のバディになったのが秋瀬だった
名も今と同じ、秋瀬だった
歳は俺より年下で、けれど工作部隊の隊長の任につき、うまく回していた
頭のいい男であった
頭の、いい男であった
俺がスパイであると分かっていながら
笑って受け入れていた
馬鹿であるが
己の一と思ったものを信じ守る
温かみに溢れた
おれの、バディ
帰還命令が出た
あいつを連れて帰ればよかったのに
俺の権限があれば、権利があれば、そうすることだってできたのに
おれはあいつをころした
銃を向けたんだ
外は雨が降っていて暗かった
引き金に指を添えた
雨の音より心臓の音のがうるさかった
嗚呼、そういえば、、
人を泣きながら撃ったのはあれが初めてだったなぁ
『すまない』とこぼした俺に
お前は最後に
いつもみたいに笑って言った
A
いっこ約束してよ
次会えたら
今度こそ
『俺をお前の唯一無二のバディにして』
ーーー
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そうだ
あの日、流した涙とお前の笑顔に誓った
貴:秋瀬、お前は俺の唯一無二のバディだ。なぁ、そうだろう？
冷たい手を握りしめれば、俺の手をやわやわと握り返してくる秋瀬の手
貴:よろしい。では、今はお前のために仕事をさせていただこう。
グルッペン総統閣下、小官に策があります。あなた方は秋瀬を連れて基地へ戻ってください
嗚呼、
後一つ、これだけは言わせていただきたい
俺のバディを殺したらお前でも許さない
もっと周りを見て動け！！！
このクソ総統！！！
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ゆな - 更新ガンバレェ！！一番右の星をぽっちとしました←言う必要あったのかなぁ？まぁいいや では応援してます！ (2020年3月23日 14時) (
レス) id: df7125e07b (このIDを非表示/違反報告)
全員嫁 - 新しいのが投稿されていて凄く嬉しいです！！！これからも頑張ってください！無理はしないようにして下さいね！ (2020年3月16日 6時) (レス) id: a8834356f6 (このIDを非表示/違反報告)
４７ - 16話で「ナビゲートは大丈夫がやる。」になっていますよ〜｡ (2020年2月23日 20時) (レス) id: 08487fa41c (このIDを非表示/違反報告)
樂-Raku-(プロフ) - 泣きました､､､これからも頑張ってください(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2020年2月7日 18時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
梅酒緑茶(プロフ) - 続編おめでとござます！！大好きですううう (2020年2月6日 17時) (レス) id: e7f71a0c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年2月4日 21時
