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貴方side
これは少し、緊急事態かもしれない
一向にトントン書記長の熱がさがらない。上がっているわけではなさそうだが
このままでは、非常にまずい
解熱剤は我が軍のものではなくこの国でいただいたものだから解熱剤が悪いというわけではないだろう
ではなぜだ
数分考えて、とある結論に至り、過去の自分を殴り飛ばしたくなった
あぁ、本当に、過去の自分を殴りたいっ！！俺は、毒の可能性を考えていなかった
この状況状態なら、何かしら盛られていてもおかしくない筈だ
ドクドクと心臓の音がうるさい。パニックになりかけている
落ち着け落ち着け、こういう時こそ、落ち着いて行動するべきだ
俺は医者じゃない。だから、「はっ！これは青酸カリ！」だなんてできない
いや口に含めばできるけど
そうすることができない以上、症状だけで判断するしかない
まず手足の痺れはない、呼吸もきちんとしているが、異様に熱が高い
発熱系等の毒なら、氏にはしない筈だ。解熱剤も無意味ではない筈
だがずっとここに居るのは無理だ
やはり彼を連れて早急に戻る必要がある、とそこまで考えたところで
外から声が聞こえた
聞き覚えのない声だ、我々軍の兵士か、それとも敵国の兵のものか
前者の方がありがたいが、後者の可能性大だ。というか多分そうだ
我々軍の兵士なのであれば、必死に書記長の名を呼んでも良いだろうに
今かすかに聞こえた声は、名を呼ぶものではないと推測できる
掴まれて腕を引き抜いて、ナイフに手をかけ小屋を出るそして、湖へ向かう
向かった先にいたのは
案の定敵兵だった
人数は16人。予想していた人数よりも多い。どうやら最大限警戒しているらしい
大方、落ちた我々がきちんと死んだかどうか調べに来たのだろう
残念なことに生きながらえているがな
小さく息を吐く、そしてそっとホルダーからナイフを抜いた
放っておくことはできない。小屋まで来られれば困るのは自分だ
草むらから飛び出して、湖の近くにいた3人を素早く湖に蹴り落とす
さぞ冷たかろう？
実際に冷たかったしな！！
一斉にこちらを向いた敵兵の、一番近くにいた兵の首を切り裂く
そしてその力を失った身体を盾代わりに、突っ込み、一人木に叩きつける
バッと横に移動して後ろからの銃弾をよけ、ついでに木に叩きつけて伸した敵からサーベル剣を取る
そのまま向かってくる敵を全て斬り殺した
最後の一人は湖に放り投げてやったぜ！！
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＿ - 悪役じゃなくてただのいい人な件 (2023年4月14日 22時) (
レス) @page21 id: 1906228508 (このIDを非表示/違反報告)
黒野風雅(プロフ) - 悪役になりきれてない感めっちゃ好き (2022年7月29日 19時) (レス) @page16 id: bcd98c1a41 (このIDを非表示/違反報告)
（名前） - 愛想笑いしか言ってない……信用しないんだねぇw (2020年4月13日 22時) (レス) id: ca685f05f7 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - とても面白かったです！これからも頑張って下さい！！(軍内と聞いてgoodnightを思い出して笑ってしまった…) (2019年3月16日 17時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
アラバ - 俺はTwitterできないので、今までの作品は全部読めませんでしたがほとんどは読めたのでよかったです。これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2019年3月16日 8時) (レス) id: 14539d2f3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年2月25日 11時
