…24… ページ26
貴方side
総統様との会話が終わったところでオスマンさんがやってきた
そして総統様の元まで小走りで近づき、そっと静かに耳打ちをした
グ:爆破された馬車が何故そんなところにあるんだ、なにがあった。
オ:それが分からんから、一応報告だけしにきてんよ、多分軍用の馬車やねんけど、、、。
あー、忘れてた！！
貴:あの、総統様、並びにオスマン外交官様。それは小官の馬車です、、、。
オ:え、どういう事？？
貴:こちらに向かっている途中、原因不明なのですが突如、爆破しまして、、、。
オ:え、怪我は？しとらん？？
貴:はい。少し木片が横腹に掠った程度で済んでおります故、何一つ問題はありません。
グ:よし、わかった医務室へ行け。これは命令だ。
貴:え、、、あ、はい。
オスマンさんに手を引かれ、医務室へ向かうことになってしまった
大丈夫なのだが、、、ここの幹部は何故こう、少しの怪我で慌てるのだろうか
貴:オスマンさん。私は大丈夫ですよ。
オ:君は、何もわかっとらん。
貴:それは、どういう事でしょうか。
オ:君は、Θにおるにしては優しすぎる。
貴:それは、間違いです。
俺が優しい？そんなわけあるか。部下を痛めつける事しかしていない俺が
悪役だと気がつくまで時間がかかったほどの筋金入りの悪役なのに
俺が優しい？どこを見て言っているんだこの人は。そもそも
オスマンさん、貴方が見ている俺は本当の俺じゃないじゃないか
子供を殺して、嘆く親も殺した。それが我が軍が望んだ事だから
部下を預けられた、鍛えないと、という思いから厳しくしているつもりだった
けれど、本当にそうかと問われれば、俺のストレス発散だったのだろうとわかる
厳しすぎると言われるほどの訓練をさせてた。勿論今もさせている
今だって、部下を見ることもせず悠々と医務室で手当てを受けている始末
我ながらクソだと思うぞ！！！
医務室について、手当が終わるまで、オスマンさんは喋らなかった
半分は俺の怪我を見て絶句していたように感じるが、、、半分は何か別のことだ
でもオスマンさんの思考を読む事は俺にはできないし失礼に値するからしない
貴:ありがとうございます、軍医殿。
し:名前呼びでええよ。A、こんなん言うたらあかんのはわかるんやけど
ごめん、我慢ならんから言わせてほしいねん。あんな、A。君んとこの軍医アホやと思うわ。
貴:ぶっwww
堪えきれずに笑ってしまった
やばいやばい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1271人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
＿ - 悪役じゃなくてただのいい人な件 (2023年4月14日 22時) (
レス) @page21 id: 1906228508 (このIDを非表示/違反報告)
黒野風雅(プロフ) - 悪役になりきれてない感めっちゃ好き (2022年7月29日 19時) (レス) @page16 id: bcd98c1a41 (このIDを非表示/違反報告)
（名前） - 愛想笑いしか言ってない……信用しないんだねぇw (2020年4月13日 22時) (レス) id: ca685f05f7 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - とても面白かったです！これからも頑張って下さい！！(軍内と聞いてgoodnightを思い出して笑ってしまった…) (2019年3月16日 17時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
アラバ - 俺はTwitterできないので、今までの作品は全部読めませんでしたがほとんどは読めたのでよかったです。これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2019年3月16日 8時) (レス) id: 14539d2f3b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年2月25日 11時
