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貴方side
馬小屋に向かう途中、コネシマさんにあった
コネシマさんは俺を見ると、とても良い笑顔で近づいて来て、声をかけて来た
コ:おぉ、帰って来たんやな!!
貴:はい。小官の不在中、何か問題はございませんでしたでしょうか?
コ:大丈夫やで。皆よぉ鍛えられとる、俺らの言う事はちゃんと聞いてくれるし
なんやったら指示出す前に動いてくれるから、不自由はなかったで。
貴:そうですか。
当たり前だな。それすら出来ないなど、俺の部下であるはずがないからな!!
コ:おい、大丈夫か?A。
貴:はい。
コ:、、、ちょい顔見せてみ。
貴:拒否権はございますか?
コ:それを聞くんやったら、ない。拒否するんやったら拒否する理由は聞くで。
コネシマさんはスパッと言い切るから、すこし困ってしまうな
あの件があるから、俺はこの軍の幹部の言う事は聞かねばならない
ふぅ、と小さくため息を着いた後、渋々ネックウォーマを下げた
コ:どうしたん、、それ。
貴:罰則で、としか。
ひ:罰則でなに?なにされたの?!
優しく肩を掴まれただけで、顔を歪めてしまうほどの痛みが走る
だが俺はなにも言えない
そう言う決まりだからな
貴:ひとらんらん隊長。その問いは我が軍の怒りに触れます故。
ひ:、、、仲間を罰則と言って傷つけるなんて、そんなの軍じゃない。
貴:それは、ここでのお話でございましょう。軍とは気難しいものでございますよ。
全ての部隊が仲良しだなんて、それこそ幻想に過ぎません。
我が軍での延命方法は一つ、総統様の怒りを買わない事です。
笑って見せれば、お二人は黙ってすこし目をそらした、全く、お優しいことだ
またネックウォーマを口元まで上げて、さっさと馬小屋まで歩き始めたところで
コネシマさんに言われた
コ:なんかあったら相談ぐらいはしてもええやろ。知人としてな。
その言葉に返事はできなかったが、すこし微笑んで見せて返した
するとコネシマさんはなぜかすこし悲しそうな顔をなさった
俺は何か悲しくなるようなことをしただろうか?
まぁ考えていても仕方あるまい、と今度こそ馬小屋まで向かった
そして今度は総統室へ
ひ:手紙を持たされたんだって?
貴:はい。ですが、、、正直、私個人としては渡すのは気が引けます。
ひ:なんで?
貴:なんとなく、嫌な予感がするのですよ。あの方の考えることは、好きではありませんので。
あぁ、
無礼な事を書いていなければ良いのだが
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_ - 悪役じゃなくてただのいい人な件 (2023年4月14日 22時) (レス) @page21 id: 1906228508 (このIDを非表示/違反報告)
黒野風雅(プロフ) - 悪役になりきれてない感めっちゃ好き (2022年7月29日 19時) (レス) @page16 id: bcd98c1a41 (このIDを非表示/違反報告)
(名前) - 愛想笑いしか言ってない……信用しないんだねぇw (2020年4月13日 22時) (レス) id: ca685f05f7 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - とても面白かったです!これからも頑張って下さい!!(軍内と聞いてgoodnightを思い出して笑ってしまった…) (2019年3月16日 17時) (レス) id: fdca804d9b (このIDを非表示/違反報告)
アラバ - 俺はTwitterできないので、今までの作品は全部読めませんでしたがほとんどは読めたのでよかったです。これからも更新頑張ってください!応援してます! (2019年3月16日 8時) (レス) id: 14539d2f3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:地縛霊 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年2月25日 11時