禁 恋 【文スト】

禁【２４】 ページ25

「…まだ終わってないか、」

30分くらいして目が覚めた。

ドス


太宰さんが中原中也の腹に打撃を与えた＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿が、


中「何だその打撃」


にやり、と笑いそして太宰さんに蹴りをいれる



中「按摩にもなりゃしねぇ」



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿もう見てるだけでは居られない



バリッ


「太宰さん！」



中「ンだ！？」


太「！」



降りてすぐ中原中也(ヤツ)の背後に回り拳銃をつきつける


中「おい、手前…舐めんじゃねぇよ。
こんな脅しが俺に効かねぇ事位、手前なら分かってんだろ？


なァ





相原A。」




「やっと思い出したの？中原幹部(・・・・)」


中「手前には世話になったな。だが、今や手前は敵だ。」


「っｸﾞｧ」


蹴りを入れられ反対側の壁にめり込む



太「Aちゃん！」


中「おい太宰。立てよ。招客は始まったばかりだぜ」


太「流石はマフィアきっての体術使い





防御した腕がもげるかと思ったよ


ね、Aちゃん」



中「なっ」


「はい。ギリギリセーフでした。でも、




右手首は折れました」




異能力を使って蹴られる瞬間の空気を殺した



それでも間に合わなかった。


咄嗟とはいえ異能力を使わなければ砕けていただろう。


中「ﾁｯ」



太「君とは長い付き合いだ手筋も間合いも動きの癖も完全に把握している

でなきゃ相棒は務まらないだろ？」


中原中也の頭にピキ、と青筋が入った瞬間


(疾い)


中「だったらこの攻撃も読まれてるんだろう なあ！」




「太宰さん！」



中「打撃ってのはなあ！こうやって打つんだよ！」



ﾄﾞｯ


太宰さんの首をつかみ壁に押し付ける



中「動きが読める程度で勝てる相手と思ったか？」

太「……ぐっ…」


中「終いだ




最後に教えろ」






動け軀






動いてよ









ねえ







お願いだから









動いてよ！！！！！！









強く願った時、







軀が軽くなった






嗚呼また







熱い




やだ




中原中也(アイツ)を傷つけたくない




やめて






最後、一瞬見えたのが






彼の恐怖の顔だった

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