禁 恋 【文スト】

禁【１９】 ページ20

「っ」

バッと勢いよく起き上がった


「夢…か」

「A！大丈夫かい！？」

「晶子先生…大丈夫です」

与「そうかい、なら良かったよ。大分魘されていたよ」

「…夢を見ました。マフィアの時の」

とても懐かしい、夢だった。

与「…ゆっくり休むんだよ。今日は仕事はしないこと」

「はい。あ、それなら少し散歩してきていいですか？」

すこし、ゆっくり久しぶりに散歩をしたい

与「いいよ。社長にはアタシから言っておくよ」

「ありがとうございます。」



(まだ重たい)


昨日の疲労でまだ重い軀を無理矢理起こす



「ギャァァァァァァア！！！！！！」


…隣はすでに治療中か。


国「相原！敦！！」

「国木田さん…敦？」

え、だれ敦


国「嗚呼、貴様はまだ名前すら知らなかったのか
こいつだ、貴様が人虎と呼ぶ男だ。中島敦」

「…ヘェ。あ、じゃあ、私は散歩に行ってきます。」


国「もう大丈夫なのか？」


「はい。それに今は…すこし、外に出たいです」

国「そうか、気をつけろよ」


「はい。」




ｶﾞﾁｬ









「…太宰さん。」

太「やぁ」



ひらひらと手を振る太宰さんがいた




太「ちょっと、いいかい？」

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