禁 恋 【文スト】

禁【１２】 ページ13

一つの部屋に、

向かい合わせで依頼人一人に対し、探偵員5人て、


あ、私は部屋の入口に背中を預けてます。

谷「…あの えーと調査のご依頼だとか」


それで、と谷崎くんが聞き出そうとした

「美しい」


「うんやると思った」

太「睡蓮の花のごとき果敢なくそして可憐なお嬢さんだ」

「へっ！？」

ほら、困ってるじゃん、太宰さん…

太「どうか私と心中していただけないだろ___」

すげぇイケメンな顔して共に死んでくれって言ってる人初めて見た

ｽﾊﾟｧﾝ！

「なななな」


すごい、依頼人さん頭にはてなマークだよ。

すみません、と声をかけて太宰さんを国木田さんが引っ張って行った。

ｽ

とさりげなく入口をあける


太「ああAちゃーーん裏切らないで〜」


(無視)


話はだいたい聞いていたが、すぐそこのドアから聞こえてくる叫び声の方が気になってしまった。


もう話は進んでいた。


「分かりません
ですが襤褸をまとって日陰を歩き聞き慣れない異国語を話す者もいるとか」

国「そいつは密輸業者だろう
軍警がいくら取り締まっても船蟲のように湧いてくる」

(あ、太宰さん死んでるよ)

国「小僧、お前が行け」

敦「ヘッ！？」


え、あの人虎いくの

私もいきたい実戦！！


(実戦あるのみ)


国「谷崎 一緒に行ってやれ」

「あの！！！！！」

国「？どうした、相原」


「私も行きたいです！行かせてください」

国「は！？」

太「まあまあ、いいじゃないか国木田くん。
________いきたまえよAちゃん」


太宰さん…
「ありがとうございます！」





絶対、モノにしてみせる。

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