13軽率タクティクス！ ページ31
＜大食堂＞
「くそー！ちょろちょろしやがって！」
「へっへっへー！捕まえられるもんなら捕まえてみろ〜だゾ！」
結局グリムはまだ捕まっておらず、今は大食堂のシャンデリアの上に上っている。
デュースはそんなグリムを見て悔しそうにしている。
「くっ。シャンデリアに登るとは卑怯だぞ！飛行魔法はまだ習ってないし…何か挟んだり、捕まえたりする…」
デュースは意地でもグリムを捕まえたいようで、何か思考している。
ちなみに、少女はというと、男子高校生の足の速さ・体力に付いていけない+慣れない場所という事もあり、まだ大食堂にたどり着けていない。
そうこうしているうちにデュースが何かひらめいた。
嫌な予感しかしない。
「はっ！そうだ！」
「なにかいいアイデアが…って、おいおい、ちょい待ち！なんで、マジカルペンこっちに向けてんの！？」
デュースはひらめいた後、エースにマジカルペンを向ける。
デュースいわく
「お前を投げればいいんだ！」
だそうだ。エースを飛ばすことをひらめいたらしい。
…嫌な予感的中だ。少女、早く追いついて。
「冗談でしょ！？って、うわぁ！浮かすな！俺のこと投げる気かよ！」
「ちょっと、待った―！それ、まずい！」
エースが浮いたタイミングで少女が到着する。
どうやら、エースたちの声が大きく、聞こえていたらしい。
しかし、一足遅かったようだ。
「しっかり捕まえろよ！」
デュースはエースを飛ばしてしまった。
「ぎゃー！！」
「ぶなぁぁ！？」
「嘘だろ。お馬鹿が過ぎんか？」
＿ガッシャーン！！
ド派手な音が響く。
目の前の景色には絶望しかない。
落ちて割れたシャンデリア。
＿あぁ、これはクロウリーさんに今度こそ追い出される。
「げっほげほ、信じらんねぇ。」
「本当だよ。馬鹿かって。…ったく、怪我は？」
「A…わりぃ。」
「ふにゃぁ〜。」
「グリムが逃げたのも悪いんだよ…はぁぁ。」
地獄絵図を見てデュースは戸惑う。
「し、しまった！捕まえた後の着地の事を考えてなかった。」
「おっま…ばっかじゃねぇの！？グリムは捕まえたけど…シャンデリアが壊れたことが学園長に知れたら…」
「エース。もう遅いよ。」
「知れたら…何ですって？」
「あ。…学園長。」
こんな騒ぎにクロウリーが来ないはずがない。
エースとデュースの後ろでは、怒りオーラが目に見えるクロウリーの姿が。
少女はため息をつくとともに、今度こそ野宿を覚悟した。
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芋けんぴ(プロフ) - ユノさん» ユノ様、コメントありがとうございます。ヒプマイのキャラ本編では基本的に主人公の回想のみの出番となりますが、番外編の方で関りを持たせたいなと考えています！ (2021年3月3日 12時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - ヒプマイキャラは出ますか？ (2021年3月3日 9時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 仁王彩香さん» 仁王彩香様、コメントありがとうございます！今日更新しました！お待たせしてしまい申し訳ありませんでした！ (2021年1月29日 0時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» Rさん仲間ですね！ラギーの声推しです。 (2021年1月29日 0時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香(プロフ) - こっちの作品も更新がんばってください( ´∀｀) (2021年1月27日 12時) (レス) id: f42b11f826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2020年8月14日 19時
