１覚醒ストレンジャー！ ページ2
＿＿ガタガタガタッ
どこかで音がする。
「…もう朝？」
その音で少女の意識が戻った。
「やべぇ。そろそろ人がきちまうゾ。早いところ制服を…」
誰かの声が聞こえる。
どこか動物キャラのような声だ。
少女はその声を聴き、眉間にしわを寄せた。
可愛い声だが、この声の知り合いはいないはずだからだ。
少女は咄嗟に動こうとするが、自分のいる場所が狭く思うように動けない。
閉じ込められたのだろうか。
「うーん！！！この蓋、重たいんだゾ。こうなったら…奥の手だ！」
＿ぶな〜〜それっ！
意気込む声が聞こえた瞬間、少女の閉じ込められた箱の蓋が青い炎で燃え始める。
「は！？…んな、火事！？」
少女は軽くパニックになり暴れだす。
しかし、炎は少女に襲い掛かる前に消えた。
少女が入った箱が開き、
「さてさて、お目当ての…」
そこに見えたのは…
「「ギャーーーーーー！！！」」
耳に青い炎がある猫のような獣だ。
少女と獣は蓋を開けた拍子に目が合い、お互い奇声を上げる。
「オマエ、なんでもう起きてるんだ！？」
「は！？喋る狸！？ってか、え、棺…？」
「誰が狸じゃ！俺様はグリム様なんだゾ！…まぁいい。そこのニンゲン！オレ様にその服をよこすんだゾ！」
「は？服？」
＿服なんてただのパジャマのはず…
そう思った少女が自身の着ている服を見ると…
「何これ？」
よくわからないが凝ったデザインの服を身につけていた。
少女がようやく服が変わっていたことに理解しかけた時…
「さもなくば…丸焼きだ！」
グリムと名乗る獣の周りに先ほどの青い炎が立ち込める。
＿もう火事はこりごり！
「狸にに丸焼きにされるとかこの夢、斬新すぎ！」
「だから狸じゃねーって言ってるんだゾ！」
少女はつかまりたくない一心でひたすら走る。
＿丸焼きなんてごめんだね。
「てか、服はぐって変態かよ！」
少女はよくわからない構造のこの建物を駆け巡るのだった。
＿＿＿＿＿
Profile：乾A
「これは夢だ。夢であれ！あわよくば今すぐ覚めろ！」
ヒプノシスマイクの世界線にいたが、何かの手違いでツイステッドワンダーランドの世界線に来てしまった不憫な少女。本人は長い夢だと思い込んでいる。空手の有段者である。人生どうにでもなる主義者。
学年：１年/誕生日：12月23日
身長：168cm/年齢：19歳
髪が茶髪でボブよりは長いです。
その他の具体的な容姿は皆様のご想像にお任せいたします。
1-2→←Prologue：Welcome to the Villains` world
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芋けんぴ(プロフ) - ユノさん» ユノ様、コメントありがとうございます。ヒプマイのキャラ本編では基本的に主人公の回想のみの出番となりますが、番外編の方で関りを持たせたいなと考えています！ (2021年3月3日 12時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - ヒプマイキャラは出ますか？ (2021年3月3日 9時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 仁王彩香さん» 仁王彩香様、コメントありがとうございます！今日更新しました！お待たせしてしまい申し訳ありませんでした！ (2021年1月29日 0時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» Rさん仲間ですね！ラギーの声推しです。 (2021年1月29日 0時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香(プロフ) - こっちの作品も更新がんばってください( ´∀｀) (2021年1月27日 12時) (レス) id: f42b11f826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2020年8月14日 19時
