19反省ミラクル！ ページ46
＜鏡の間＞
「＿エ！？本当に魔法石を探しにドワーフ鉱山へ行ったんですか？」
やっとの思いで鏡の間にたどり着き、クロウリーに魔法石を見せると、クロウリーは何とも言えないことを言い出した。
「へっ？」
これには全員驚きである。
「いやぁ、まさか本当にいくなんて…しかも魔法石を持って帰ってくるなんて思っていませんでした。」
「は？」
「粛々と退学手続きを進めてしまっていましたよ。」
少女も目が点になってしまうほどの爆弾発言を繰り返すクロウリー。
「んがっ！なんて野郎なんだゾ！オレ様たちがとんでもねーバケモノと戦っている時に！」
クロウリーの発言にグリムが腹を立てないはずがない。今回ばかりは少女も同意見のようで隣で頷いていた。
エースとデュースもげんなりしている。
「バケモノ？」
「モンスターが出てきたんすよ。ほんと、めっちゃエグいわ強いわで大変だったんすけど！？」
どうやらクロウリーはグリムの言った＜バケモノ＞というワードが気になったらしく問いかけるとエースが返事をする。
エースもクロウリーの態度にイラついていて、ムスッとしていた。
「詳しく話を聞かせて貰えますか？」
流石に＜バケモノ＞や＜モンスター＞というワードが出ては、真剣にならざるを得ないのか、クロウリーが今度は真剣に問いかけた。
「では、歩きながら。実は…」
その問いに、年長者として少女が説明を始めた。
〈学園長室〉
「・・・・というわけなんです。」
少女の説明も終わり、皆がクロウリーを見る。
すると
「ほほぅ。炭鉱に住み着いた謎のモンスター。それを4人で協力して倒し、魔法石を手に入れて学園に戻ってきたと？」
クロウリーは話を聞き、少女の説明を簡潔にして問いかける。事実確認のつもりなのだろう。
その問いに
「や、協力したっつーか…」
「たまたま目的が一致したと言うか…」
エースとデュースは気まずそうに言葉を濁す。
どうやら、協力というのは彼らにとってむずがゆいものらしい。
しかし、そんな二人を見て、クロウリーは
「お〜〜〜ん！」
何という事でしょう。
大声を出して、良い大人が泣き始めた。
「何だコイツ！良い大人が突然泣き出したんだゾ！？」
「う、うん。どうしたんだろ。」
これにはグリムも少女もドン引きである。
「この私が学園長を務めて早ン十年…ナイトレイブンカレッジ生同士が手と手を取り合い敵に打ち勝つ日がくるなんて！」
…どうやらクロウリーも苦労人のようだ。
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芋けんぴ(プロフ) - ユノさん» ユノ様、コメントありがとうございます。ヒプマイのキャラ本編では基本的に主人公の回想のみの出番となりますが、番外編の方で関りを持たせたいなと考えています！ (2021年3月3日 12時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - ヒプマイキャラは出ますか？ (2021年3月3日 9時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 仁王彩香さん» 仁王彩香様、コメントありがとうございます！今日更新しました！お待たせしてしまい申し訳ありませんでした！ (2021年1月29日 0時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» Rさん仲間ですね！ラギーの声推しです。 (2021年1月29日 0時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香(プロフ) - こっちの作品も更新がんばってください( ´∀｀) (2021年1月27日 12時) (レス) id: f42b11f826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2020年8月14日 19時
