日常36 実は一度 ページ44
一同が乗ったパトカーが先ほどの取引現場に戻る。
取引現場には多くのパトカーが到着していおり、少女と左馬刻が返り討ちにした男どもを連行しているようだ。
「お前はいったんここで待ってろ。」
「っち。仕方ねぇか。」
パトカーが多い所にヤクザを連れていくわけにもいかず、銃兎は左馬刻を現場から少し離れたところで降ろす。
そして現場に戻ると
「入間巡査部長！ご苦労様です！」
「はい、ご苦労様です。」
現場にいた警察官が銃兎に敬礼をする。
銃兎も敬礼を返し、一人の警察官と話した後相野谷を引き渡しパトカーに戻ってきた。
「あれ？警察官さんもういいんですか？」
「えぇ、事情を話しましたから。私は今からあなた方と左馬刻を家まで送ります。」
「え、それは悪いですよ。」
「Aさん、良いじゃないですか。入間銃兎に送らせましょう。」
「あなただけ置いて行ってもいいんですよ？山田三郎君。」
「え、三郎この警察官と知り合いなの？」
「まぁ。」
ここで少女は初めて銃兎と三郎と左馬刻が知り合いであったことを知る。
これから始まるテリトリーバトルの決勝トーナメントでお互いにぶつかる相手らしい。
「成程。なら、自己紹介が遅れました。私は乾Aです。」
「乾さんですね。私は入間銃兎です。」
「入間さんですね。」
「乾さん、私達一度お会いしてると思うのですが…」
「え、そうなんですか！？」
少女は記憶の中で銃兎を探す。
「あ！迷子の所を助けてくれた警察官さん！」
「思い出していただけましたか。」
「入間さんだったんですね！うわー、縁ですね！」
少女と銃兎は実は面識がある。一年前少女が聖地巡礼と称してヨコハマの街を訪れた際に迷子になってしまったところたまたま銃兎が助けたというわけだ。
そうこう話しているうちに左馬刻を下ろしたところにたどり着き左馬刻を車に乗せる。
「先に左馬刻から送りますが良いですか？」
「いいぞ。」
「もちろん大丈夫です。」
左馬刻をイケブクロに連れていくのは面倒である。そう思った銃兎は先に左馬刻の事務所に向かう。
「そう言えば、アリアナはどうなるんですか？」
「あ、確かにそうですね。おい、入間銃兎どうなるんだ？」
「今回の件ではその猫は被害者ですし…恐らく相野谷杳子も逮捕されるとなると保健所行ですかね。」
「そんな…」
ここでアリアナの今後の問題が発覚する。一時とはいえ一緒にいて情が沸いてしまった少女はアリアナを見た。
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いもけんぴ(プロフ) - レイルさん» レイル様、コメントありがとうございます！そうです…そのまさかです…(笑) ありがとうございます！とても嬉しいです！ (2023年1月31日 5時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
レイル(プロフ) - 文豪のやつって、、、！まさか、、、！！((この小説面白くて大好きです！応援してます！！ (2022年12月15日 20時) (レス) @page48 id: 738b0dd677 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 詩音さん» そう言っていただけてとても嬉しいです。これからも乾をよろしくお願いします！ (2020年7月10日 19時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
詩音(プロフ) - え…なんですかこれ…好きです…主人公のテンションが可愛いですね!!!!更新楽しみにしております!!!! (2020年7月10日 15時) (レス) id: e70b445cf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2020年7月7日 17時
