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日常20 意外性 ページ24

「乾さん、少し話しませんか?」

乱数の事務所を出てすぐ、幻太郎が少女に話しかけた。

「夢野さん?」

少女は振り返りながら確かめる。

「もちろん、話しましょう!あ、連絡入れてきます。」

少女は承諾したのち、一郎に電話をかける。

「もしもし、Aどうかしたか?」

「今日帰り遅くなる!夕ご飯も食べて帰るね〜」

「了解」

「んじゃ、そゆことで。」

電話が終わり、少女が言う

「私気になってるカフェがあるんで、そこで一緒に夕ご飯食べません?」


「着きました!」

少女が連れてきたカフェは
<マリーアントワネット>というカフェらしい。

「ここケーキが美味しいらしいんですよ。」

「それで<マリーアントワネット>ですか。」

「でも夜はご飯もやってるらしいんで、ここで良いですか?」

「賛成です。」

店内はインテリな雰囲気でおしゃれであるため、幻太郎がいても違和感がない。
幻太郎はカフェと聞いて<インスタ映え〜>的なとこに連れていかれると思っていたので少し驚いている。
定員に案内され、席に座る二人。

「意外ですか?」

「え?」

「私こういう雰囲気のカフェが好きなんです。」

幻太郎は、見透かされたように感じ焦りが出る。4人で話している際もそのような時があったため、幻太郎は少女と話そうと思ったのだ。

「意外って顔してましたよ。」

「成程。乾さんは観察眼が優れているんですね。」

「これでも教師を目指してまして。」

「向いてると思いますよ。」

「お、それは嬉しいです。」

少女は照れてしまったのかメニューを見ながらにやける。

「乾さん」

幻太郎が本題を述べようとしたところで

「夢野さん、1つよろしいですか?」

少女が遮る。
何故か真剣な顔でまっすぐ見つめてくるため、幻太郎は少し身構える。

「私、乾さんって呼ばれるの嫌いなんですよね。ほらどこぞの(以下略)。」

「え、そんなことですか?」

「私には重要な事です!」

「ふふ、わかりましたよAさん。」

「それで、夢野さんのお話とは?」

「小生、実は…女なんです。」

「え?」

「小生、性別を隠して彼らと共にいるのです。」

「道理で!美人さんですもんね。大丈夫です、この話は墓場まで持ってきます。」

「えぇ、そうしていただけると助かります。まぁ、」

「「嘘なんですけどね。」」

幻太郎が種明かしすると同時にタイミングを見透かしたように少女も同じことを言う。
少女はしてやったりと微笑み、幻太郎は目を見開いた。

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いもけんぴ(プロフ) - レイルさん» レイル様、コメントありがとうございます!そうです…そのまさかです…(笑) ありがとうございます!とても嬉しいです! (2023年1月31日 5時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
レイル(プロフ) - 文豪のやつって、、、!まさか、、、!!((この小説面白くて大好きです!応援してます!! (2022年12月15日 20時) (レス) @page48 id: 738b0dd677 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 詩音さん» そう言っていただけてとても嬉しいです。これからも乾をよろしくお願いします! (2020年7月10日 19時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
詩音(プロフ) - え…なんですかこれ…好きです…主人公のテンションが可愛いですね!!!!更新楽しみにしております!!!! (2020年7月10日 15時) (レス) id: e70b445cf3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芋けんぴ | 作成日時:2020年7月7日 17時

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