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日常2 謎の女子 青年side ページ3

「ちょっと待ってください!」

兄ちゃんに頼まれて、今日の晩飯の買い出しに来たらあろうことか万引きを疑われてレジで口論していた。

俺は万引きなんかしてねぇが、このレジのおっさんが<不良>だからっつってなかなか信じてくれねぇからどうしようか困っていたところ

一人の女子が俺をかばうように出てきた。

「うおっ。誰だ!?」

よくよく見るとさっきお菓子コーナーでぶつかった女子だ。

どうしてここに?

「彼は万引きなんてしてないです。」

何を言うかと思いきや、俺のみかたであるようだ。

_どういうことだ?

「何言っているんだい嬢ちゃん!彼は不良だぞ?」

「そうやって決めつける考え、私は嫌いです。いいから聞いてください。」

女子がレジのおっさんをまっすぐ見て言い返す。
何か、女子なのにかっこいいな。

「私、お菓子コーナーで彼にぶつかってしまったんですよ。」

「は?」

「だから、ぶつかってしまったんです。」

「は!それが何だというのか。」

「え、このおっさん察し悪。」

あ、意外と口悪い。

「でも待って…ください。俺も何のことだか…」

「え、もしかして君もお馬鹿さん?」

「えっあーその・・」

俺にもひどいですね!?

「私は、お菓子コーナーのチョコレート菓子が多い場所で彼にぶつかってしまいました。考えてみてくださいよ。彼のガタイの良さと私の荷物の多さ。お互いに反対側の棚にばかり集中していたためぶつかってしまいましたが、本来あの状況ですれ違うにはどちらかが譲らないといけなかったんです。」

「お兄さん、私とぶつかった時、棚にぶつかりませんでした?」

この人とぶつかった時・・・

「あ!ぶつかった!棚に!」

「その時に誤ってパンダのマーチが彼のカバンに入り込んでしまったのではないでしょうか。」

「その証明はどうするんだい!?」

「ぶつかった拍子に入ってしまったのなら、このお菓子には彼の指紋が付いていないはずです。」

「っく。でもな!」

おっさんが言い返そうとした瞬間

「ちょっと!加藤さん!何事だい!?」

「店長!!」

この店の店長の山本さんがやってきた。あー、良かった。やっと解放される。

山本さんとおっさんが話している。

「信じますよ。」

「え?」

急に女子が話しかけてくる。何だ?

「あなたがやっていないことを信じます。」

俺は不良だからこういう騒ぎになるととてもまずい。
信じてくれる人も中々いないのに

俺は何故か、この謎の女子の一言が嬉しかった。

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いもけんぴ(プロフ) - レイルさん» レイル様、コメントありがとうございます!そうです…そのまさかです…(笑) ありがとうございます!とても嬉しいです! (2023年1月31日 5時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
レイル(プロフ) - 文豪のやつって、、、!まさか、、、!!((この小説面白くて大好きです!応援してます!! (2022年12月15日 20時) (レス) @page48 id: 738b0dd677 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 詩音さん» そう言っていただけてとても嬉しいです。これからも乾をよろしくお願いします! (2020年7月10日 19時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
詩音(プロフ) - え…なんですかこれ…好きです…主人公のテンションが可愛いですね!!!!更新楽しみにしております!!!! (2020年7月10日 15時) (レス) id: e70b445cf3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芋けんぴ | 作成日時:2020年7月7日 17時

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