１２話 ページ13
今思えば…あれだけ暴れたのに警察も野次馬も誰もいなかった―…
色欲の真祖だろうな…確実に……
「ちょっとォ〜〜狭いよォ〜〜」
「うるせーな暴れんなよ…」
「ねェ〜〜お腹すいた〜〜〜〜」
「めんどくせー奴だなぁ……」
「おい誰だしゃべってる奴―…」
…こいつらは全く……仕方ないな…
『先生､急用を思い出したので早退します…』
「えっちょ…城田!?」
「…莉音…何か変だね？」
「ストレスか？お前が原因じゃねーの？桜哉」
「えっオレ!?オレが莉音にそんな負荷を!?」
――商店街――
『何でコイツバッグに入ってるの？』
誰が入れたんだろう？
「お腹すいたァ〜血飲みたいよォ〜ねェちょっとだけ〜」
『…うるさいよ』
そう言って僕は手品師をカバンの中に押し込んだ。
「このクソガキ〜椿に殺されちゃえ〜」
『それより椿に心当たりないの…クロ』
「こんな善良な猫のオレを襲うやつに心当たり？」
『…君、猫と吸血鬼どっちが本業なのさ…まぁいいけど……確実に次､来ると思うよ？もしかしたら本人が来るかもね』
「そんな強そうな奴と向き合えねーよめんど くせーし…」
その時､突然雨が降り出した。
『天気…あめ……？』
僕がそう呟いた瞬間､あたりが白い霧に覆われ空間が閉ざされた感覚がした。
『来たみたいだね』
「ねぇ君何か面白い話をしてよ最近で一番面白かったことが聞きたいな」
「ある日少年は黒猫ちゃんを拾いましたァ〜 でも実はそれは超強〜い吸血鬼だったのです〜力を得た少年はァむかつく手品師をブッ殺 しましたァ〜おしまいッ★」
「…めんどくせー予感がする…」
『…嗚呼､面倒くさい』
「あはっあははははははっははははっはははははははははは!!!…あ―…面白くない。」
『なら笑うな…僕の耳が腐るだろ？』
「君、さらっとひどいこと言うね！？」
『当然だと思うけど？』
「まぁいいや…ねぇコレ探してたんだ拾ってくれてありがとう」
『別に…拾いたくて拾ったんじゃない』
あー…コイツが来たからものすごく……
憂鬱だ―…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 96人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナイトメア - すごいですね つづききになりますがんばってください (2019年1月1日 20時) (
レス) id: e40bc9480f (このIDを非表示/違反報告)
蛍姫 - 夜月さん» アニメ 「私がモテてどうすんだ」で刀剣乱舞ならぬ甲冑乱舞ってやってましたね私でも分かるほどのパクリｗｗ (2016年11月16日 1時) (レス) id: 7986af856e (このIDを非表示/違反報告)
蛍姫 - ハイ！応援してます！ (2016年10月19日 1時) (レス) id: 7986af856e (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 蛍姫さん» いえいえ♪(ゝω・´★)こうしてコメントしてくださるだけで僕は元気と創作意欲が湧くのです!!(*´ω｀*)更新頑張るので応援してください!(*・∀・*)ノ (2016年10月17日 17時) (レス) id: ddeefda789 (このIDを非表示/違反報告)
蛍姫 - そうですよね！頑張れば通じ合えますよね！無知でごめんなさい！<m(__)m> (2016年10月17日 16時) (レス) id: 7986af856e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜月 | 作成日時：2016年5月8日 17時
