大切なあなた (ページ14)

今日:21 hit、昨日:1 hit、合計:2,769 hit

彼女と俺　悠仁side ページ14

「いてて・・」

昨夜は少し飲みすぎたせいもあって
今朝は頭痛と闘っていた。

ベッドから出たもののソファで昼になるまで
横になっていた。

ブーブー・・

机の上で携帯がなっている。

彼女だ！

--昨夜は夢のような時間をありがとう。
悠仁とこうやってやりとりをするのも
今になってすごく不思議に思います。

とっても優しい悠仁さん、
これからも応援しています。
ふたりで会うことはなくなるけど
これからも仲良くしてください。

これからも・・・

離れなくてもいいのかな。

そう思うだけで嬉しくなってしまう自分は
本当に彼女を好きなんだなと実感する。

でもそんなメールに添付されていたのは
お洒落なお店で食べてると思われる朝ごはん。
お皿がふたつ。彼女の奥にも見える。

岩沢と一緒に食べてるんだろうな。

諦めてと言わんばかりの写真添付に
ため息が出る。

そうだよな・・離れなくてもいいけど
くっつくわけでもないもんな・・

気づくと
俺はラブソングを作っていた。

彼女のことを想うだけで
どんどん歌も歌詞も浮かんでくる。
君に恋したおかげだね。

ありがとう。

心の中でそう呟いたのだった。