彼の気持ち

すき 悠仁side ページ37

彼女を目の前にすると
理性が働かなくなる事に気付いてしまった。


俺、完璧・・・



あの子にやられてるじゃん。



風邪ひいてたな・・



パジャマ姿で
俺を見てた彼女を思い出した。


なんか、しんどそうだったな・・。


俺の風邪が移っちゃったのかな・・。



責任を感じてか

ただ、好きだからなのか・・


彼女が心配で仕方ないのだった。



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翌日20時・・・



レコーディングの途中、
休憩してる時だった。


〜♪〜♪


「え！」

俺の携帯には見覚えのある数字が並んでいる。


Aちゃんだ！


「？」

俺の様子を不思議そうに
岩沢がタバコを咥えて見ている。

「ちょ、ちょっと電話！」

なんで、あいつじゃなくて
俺なんだろう？


間違えて電話してきたのかな、

そう思いながら内心は嬉しくて



若干にやけながら
通話ボタンを押したのだった。

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