痛いのは最初だけ２【佐野玲於】 (ページ27)

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にじゅうななページ27

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、、私が出てったらエリカちゃんお家に呼ぶのかな。

手繋いだり、間違わなくても優しく抱きしめるの？。。。

ほんのちょっとだけだったけど一緒に住んで玲於くんを好きって気づいちゃって我が儘な気持ちばっかり大きくなってでも玲於くんには好きな人が居て、、、どうしようもないことばっかり重なって。

大人になるって色んなことを諦めることなのかな。。。

私は諦めるられるかな？

お父さん『A、聞いてるのか？』

A『え、、、何？』

玲於『だから、一応父ちゃんが警察に相談に行くって言ってるけどとりあえず俺と亜嵐くんで何とかするから。朝は俺と一緒に電車乗るし。帰りは、、亜嵐くんが居るでしょ？もし亜嵐くん無理な日は俺が、』

お父さん『その亜嵐くんて言うのは友達か？それとも何だ、、彼氏か？』

A『...違います！玲於くんのダンスやってるお友達。優しい人だよ。』

玲於『、、うん。信用出来るやつだから。』

お父さん『そうか。玲於には迷惑ばっかりかけて悪いな。。』

玲於『や、夕飯作ってもらってたし。すげー助かりました。』

お父さん『玲於、その、、、迷惑ついでにひとつ頼みがある。 ...もう少しAを家に居させてやることは出来ないか？』

A『、、、え？お父さん。。』

玲於『？俺は全然構わないっすけど、、いいんですか？』

お父さん『実は明日から大事なプロジェクトが始まる関係で暫く帰りが深夜になるんだよ。。。本当に申し訳ないけど、もし玲於がいいならそのAの件が落ち着くまで、、じゃなくても少しの間、、、』

玲於『はい、俺はいつまででも大丈夫です。』

えっ、、、いつまででも？それは社交辞令？

A『でも深夜って、、お父さんは体大丈夫なの？、、、』

お父さん『Aは自分の心配しなさい。こっちは夕飯も大丈夫だから玲於にちゃんと美味しいもの食わせてやれ。』

受け取れないって言う玲於くんに、それは別だからって"生活費"を渡す。

しかも、どうせ朝も一緒に行くなら今日ももう夜だし玲於ん家に居させてもった方が安心だろって、、

嘘みたい！まだ玲於くんと居られるなんて。

神様はいないけどちょっと奇跡は信じたくなる単純な私。

お父さん『玲於、わかってると思うけどAとは、、』

玲於『親戚ね。うん、大丈夫だから俺を信じて。』

お父さん『そうだな。。玲於じゃなきゃ大事な娘を預けてないよ。』