王子なんてくそ食らえ３【佐野玲於】 (ページ37)

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さんじゅうななページ37

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玲於『嘘つきはバカの始りって言うだろ(笑)』

A『それ泥棒でしょ？酷い！悪口は馬鹿たれの始りなんだよ！』

玲於『誰が馬鹿たれだよ。』

A『痛いー。』

コノヤローってほっぺつねってきてニヤニヤしてる。

玲於『相変わらずプニプニ。』

亜嵐『玲於！Aちゃん一応病人だから(笑)』

亜嵐くんも一応って、、、。

A『...そーだそーだ！悪化したら玲於のせい！』

玲於『は？病人なら休んでろよ。』

綾乃『そーだそーだ！佐野くんもっとちゃんとしつけしといてよ。』

玲於『ったく。世話がやけるわ。メン子！』

亜嵐『何メン子って(笑)』

玲於『面倒くさい子、略してメン子。』

A『...ごめんなさい。』

メン子。また言われちゃった。

亜嵐『素直に謝るんだ(笑) メン子はいいの？』

A『あっ、無意識に謝っちゃった。メン子は嫌。』

玲於『ほらバカだ(笑) これ食ってもう早退しな。』

購買の袋から取り出して渡されたのは

A『、、、サンドイッチ？』

玲於『甘いの売り切れだったからそれで我慢して。』

A『くれるの？』

玲於『餌付けね(笑)』

亜嵐『やっさし～♪』

綾乃『やっさし～♪』

玲於『もっと褒めて。』

A『やさしい！』

玲於『...お前はバカにしてんだろ。』

A『ちょっと何で私だけ！ちゃんと優しいって言ったのに。』

ケラケラ笑いだして、この顔見てるだけで元気になれる。

玲於『それ食ったら絶対早退しろよ。』

A『ありがとう。』

亜嵐『本当にお大事にね。』

綾乃『亜嵐くん優しい♡』

玲於『いや、だから綾乃ちゃんさ俺は？』

綾乃『佐野くんにはさっき言ったから(笑) てか、佐野くんだってAにだけ優しいじゃん。』

玲於『んなことねーわ。』

亜嵐『いやあるでしょ(笑)』

玲於『はいはい。くだらない話ししてないで戻ろ。』

食い気味にしゃべりながら歩き出す玲於を亜嵐くんがバイバイって言って笑いながら追いかけていった。

綾乃『ねー本当にAはどんだけ佐野ホイホイなの？(笑)』

A『ん？』

綾乃『Aが居ると佐野くんが寄ってくる的な(笑) 反対校舎なのによく会うじゃん！でも亜嵐くんまで一緒って本当にラッキー♡』

A『ゴ○ブリホイホイみたく言わないでよー！』

とか言いながら、よく会えるって嬉しかったりする。

綾乃『もう本当、こんな仲良いのに佐野くんと付き合ってないのが不思議。』