王子なんてくそ食らえ２【佐野玲於】 (ページ15)

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A『ごめんなさい。。。』

玲於『ちゃんとLINE返せよな。』

って言って髪の毛ぐしゃぐしゃってしてきた。
もしかしてLINE返さなかったから怒ってるとか？

A『っやめてよ！！返そうとしたら待ち合わせ場所に着いちゃったんだもん。』

玲於『ふーん。てかさ、、』

髪の毛整えてたらまじまじと人の顔覗きこんでくる。そんな見ないでほしい

A『な、なに？///』

玲於『いや、何かいつもと違くない？化粧？』

A『あ、、、綾乃がさっきリップ塗ってくれたから。』

亜嵐『二人とも似合ってる♪』

またサラッとそう言えちゃうのが亜嵐くん。

綾乃『え♡////』

玲於『それ俺に会うから可愛くしてきたの？』

そんでこっち見てこんなこと言ってくるのが玲於

私の心臓落ち着け、落ち着け。

A『なっ！！べ、別に、、、そんなんじゃ、、///』

玲於『はは(笑) 違うか！』

、、、違くないけど。

私なんか綾乃みたいに可愛い反応なんて出来ないよ。

亜嵐『どこ行く？何か食べた？』

綾乃『ポテトとかつまみみたいなの出たけど、そんだけ。亜嵐くん達は？』

玲於『俺達もそんなもん。腹減った。』

亜嵐『じゃ何か食べに行こう。何食べたい？』

A『えっとね、、、』

玲於『イチゴパフェとか言うんだろ、どーせ。』

A『え？』

玲於『A好きじゃんイチゴパフェ。ご飯より。』

A『ん、、、すきだけど、』

覚えててくれたの？

綾乃『じゃあファミレス行こうよ！』

A『ファミレス、、、前に行った時、玲於に一番おっきいイチゴ取られた。』

玲於『うわー根に持ってるとか怖っ。』

亜嵐『(笑)はいはい。今日は喧嘩しないでね。行くよー。』

前を歩く綾乃は亜嵐くんと並んで楽しそうに話してて、残された私は急に玲於と二人何話せばいいかわからなくて気まずい。。

玲於『ちょ、こっち。』

A『ぅわっ、、、』

玲於に腕引っ張られて歩道側に寄せてくれた。

玲於『そんなフラフラしてっと轢かれる。』

ってぶっきらぼうに車道側歩いてくれて。

歩くスピードだって合わせてくれてて、ずっと隣で距離が近いからたまに腕が当たってる

A『ありがとう。今日は優しいね。』

玲於『いや、轢いた車がかわいそうだろ。』

A『ちょっと！酷い！ほんと意地悪。優しいとか言うんじゃなかった！』

玲於『あーわかったから。うるさい。静かにしてくださーい。』

綾乃、亜嵐『はじまったw』