92 ページ43
ウィラント城の厨房での仕事はウィスタル城とあまり変わりないが、作るものはやはり寒い地域ならではのものがあったりした。
私を推薦してくれたシェフ＿＿＿メイさん。
てっきりシェフは男の人だと思っていたが女の人だった。
仕事には厳しい一面もあるが、話しやすい人で数日仕事をしていてとても仲良くなった。
メ「やっぱりAは私が見込んだだけあって手際が良いわ。ちょうど数ヶ月後に辞めるコックがいてね、困ってたのよ。だから早い段階で新しい子見つけておきたかったんだ。」
『いえ、私もいい経験になったのでよかったです。』
メ「Aさえよければ、本当にこっちに来てほしいわ。どうかしら？」
『私にとってもいい話だとは思ってます。この先の事もまだ決めてなかったので。でも…。』
メ「もしかして恋人と離れるのが辛い？」
『…それもありますね。今私の周りにいる人達と離れるのが寂しくないと言ったら嘘になるので…。ごめんなさい、私情を挟んでしまって。』
メ「こればかりは仕方ない事よ。女の子なら特にね？1ヶ月考える時間をあげるから前向きに考えてほしいわ。」
『わかりました。』
メ「さっ！今日は午後から休みなんだし楽しんで来てね。リリアスに来てるお友達のとこに寄ってみるんでしょ？」
『はい、あっちも仕事なので会えるかわかりませんが行ってみます。』
メ「いってらっしゃい。気をつけてね。」
メイさんと話し終えた後、白雪とリュウがいるリリアスに向かった。
リリアスに行くと、天幕街がとても賑わっていた。
ん〜おいしそうな露店がたくさんあるなぁ。
あれとか白雪と木々姉好きそうだな、あっちは辛いのだからオビだな〜、ゼンとミツ兄は…ってさっきっから皆な事ばっかり考えすぎだ…。
1ヶ月かぁ…。
とりあえず小腹が空いたし白雪に会う前に何か食べようかな。
ドンっ
露店でご飯を買い、座って食べようとすると1人の少年がぶつかってきた。
？「あっ、姉ちゃんごめんな。ってあぁぁあ、俺の飯落としちまった…。」
『ぼく、大丈夫？』
？「あぁ、大丈夫だけど飯が…腹減ってたのに…。」
『よかったら私の一緒に食べる？』
？「えっ！いいのか？あっ、でも知らない人からもらうなって母ちゃんに言われてるしな…。」
※ウィラント城のシェフ、メイさん、女性
オリジナルキャラクターです
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソラ(プロフ) - キサラギさん» ありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！更新少し時間が空いてしまって申し訳ないですがお待ちいただければと思います！ (2020年5月29日 12時) (
レス) id: 125440dea5 (このIDを非表示/違反報告)
キサラギ(プロフ) - 最近赤髪の白雪姫を漫画全巻買って、アニメも見てオビに一目惚れしました。赤髪の白雪姫の小説は中々なくてしょんぼりしていたのですが、こんなに素晴らしい作品に出会えてとても嬉しいです！大好きです！！続きも楽しみにしています！！ (2020年5月28日 15時) (レス) id: 74efbda0bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ソラ | 作成日時：2020年4月6日 22時
