検索窓
今日:16 hit、昨日:2 hit、合計:8,603 hit

大空026 ページ25

Noside




「獄寺くん、一体どうし…」


ツナは獄寺の前を走る人物を見て言葉を失う。
それは山本や少年探偵団も同じだった。
もちろんキッドが変装したツナが目の前にいるからだ。


「えぇ!? お、俺!?」


状況を理解出来てないツナ達は当然驚き出す。


「えぇ! ツナお兄さんが二人!?」


「何で向こうにもツナがいるんだ?」


「沢田は双子だったのか?」


「ち、違うから! 俺も何で俺があそこに居るのか訳が分からないよ!」


山本と了平の質問にツナは思いっきり横に振る。
何故、目の前にから自分が走って来ているのか分からないツナは動揺を隠せなかった。


ツナが動揺している間に、いち早く状況を判断したコナンはそうツナに叫んだ。


「キッドだよ! キッドがツナお兄さんに変装したんだ」


「沢田さん!気をつけて下さい!目の前にいるのはキッドです! 気をつけて下さい!」


コナンと獄寺が同時に言った。
そして2人の言葉のおかげで瞬時に状況がわかった山本はキッドに向かって走り出した。


「クロームと先輩の指輪を返して貰うのな!」


「それはお断りします」


山本がキッドを捕らえようとした瞬間、キッドは壁面の水槽に向かってトランプ銃を打ちはなった。


トランプが水槽のガラスに貫通し、そこからガラスが大きく割れ大量の水が廊下に流れだした。


「冷たっ!」


大量の水が上から襲ってきた事で山本、獄寺はその場に立ち止まる。


「獄寺くん!山本! 大丈夫!?」


ガラスの割れる大きな音に、2人がガラスで怪我をしていないか心配する。


「ああ、ずぶ濡れになったけどな」


「俺もです沢田さん」


二人に怪我が無いことにツナはホッと安心する。


「っ! おい、野球バカ! キッドが居ない!!」


「何!?」


獄寺と山本の間に居たはずのキッドの姿がなかった。


「皆さん、これを…」


ミカが持ってきたのは…キッドカード。
【嵐の指輪を頂きました 怪盗キッド】と書かれた1枚のカードが落ちているだけだった。

虹空027→←虹空026



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:REBORN , 合作 , NARUTO
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:小町&五月雨 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年9月23日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。