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虹空421 ページ48
［薬研side］
俺は大将達の緊張感のなさに飽きれもしていたが少し力を抜けることが出来た。
しばらく、大将がいれてくれたお茶を飲みながら岩融の旦那が結界を壊そうとしている音を聞いていると大将と大倶利伽羅の旦那、三日月の旦那が立ち上がった。
「来ましたね」
「…やっとか」
「まぁ、そう言うな。これでも急いだ方だと思うぞ？」
その言葉に俺達は疑問に持った。それに部屋の外が静かになった…？
「主、迎えに来たぞ」
「ありがとうございます、今開けますね」
「た、大将！俺と薬研で開けるっ!!いいよな、薬研!!」
「お、おう」
厚と2人で恐る恐る開けてみると……この本丸では見た事のない刀剣男士が目の前に立っていた。
「お疲れ様です、祢々切丸。怪我の方は？」
「我に言っておるのか？そんなものこの者より我の練度が高いからひとつも無い！」
「ねねきりまる…？」
「今剣さん達は初めて見ますよね、彼の名前は祢々切丸。政府が用意したイベントにて手に入れる事が出来た刀剣男士です」
「お前達がこの本丸の刀剣か…。祢々切丸、我の名だ。山は良いぞ」
「さ！急いで昼餉を作りに行きますよ！祢々切丸、岩融さんを大広間へ。三日月と共に監視をお願いします」
「願いは聞いた。我に任せておけ」
「うむ、給料分は仕事はするか」
祢々切丸の旦那と三日月の旦那が気絶している岩融の旦那を引きずるように連れていった。
大将の所には俺っち達が会ったことの無い刀剣男士がたくさんいそうだな…。その中に俺っちの知らない兄弟達も、いるのか？
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