逆行した2人は妖精の尻尾に所属します Part10 (ページ28)

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虹空411 ページ28

［大和守安定side］

僕達の主は、本当に最低で酷い奴だった。
三日月さんや小狐丸さんと言ったれあ度が高い刀を求めて何度も鍛刀をしていたよ。

清光達があの部屋に入れられたのは政府からの調査が終わった後くらいかな…？

「政府からの調査ですか？それって……聚楽第？」

「……有り得るな、鍛刀をしても出てこない刀剣は聚楽第や政府が用意したイベントで手に入る」

清光達は聚楽第に行ったよ。でも……目標数に行ってなかったから貰えるはずの刀剣男士が来なかった。
前の主は全員を揃えるこんぷ？癖があるらしくてれあ刀だろうが短刀だろうが戦場に行かせた。

聚楽第から帰ってきた時に清光達は重傷だったんだ。もちろん僕達は主に手入れを頼んだ。でも主は……必要ないって言って清光達をあの部屋に押し込んだ。

その後、すぐに出陣命令が来て練度が合わない戦場へと何度も足を運んだよ。
主が寝ている間とか出陣とかなくて大丈夫な時は少人数で清光達を手当したりした。

……でも、清光達の知らないところで主は…短刀に暴力を振るったり仲間同士戦わせたり…

僕も何振り目かは知らない。ただ前の僕が日記としてここの事とか色々残しているから知ってるだけ。

「━━━━━…話は、以上。それ以上の話は、無い…だから、僕の命をとってもいいから、清光達には手を出さないで！」