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虹空408 ページ22
［Noside］
「フフ、皆さんありがとうございます」
「主の為ならこれくらい平気だよ！」
「ぼ、僕も虎さんも頑張りました…！褒めてください…！」
「もちろん、よく頑張りましたね」
ヨミは五虎退と蛍丸を撫でるとブラック本丸の短刀が羨ましそうに見ていたのに気付いた。
「あ、カエデさん。ご飯が出来てますよ」
「……肉か」
「はい！私達は厨でいただきましょう、大倶利伽羅と蛍丸はここで皆さんが残さないように見ていてください」
「……別に一人で十分だろう？」
「箸が使えない人が多いですしフォークにしましたが少し不安なので…」
「はぁ、わかった」
ヨミとカエデは五虎退と三日月、和泉守を連れて厨へ。大倶利伽羅はブラック本丸の燭台切と鶴丸の間に、蛍丸はブラック本丸の明石の腕を引っ張り愛染の間に座った。
「「いただきます」」
二人がそう言い、ご飯を食べ始めるのを見て彼らは真似するように食べ始める。
しばらくして……泣きながら食べたり笑顔になって隣の人同士喋ったりする刀剣男士が出てきた。
「…伽羅ちゃん…これ、美味しいね…」
「…奥方と俺が作ったからな」
「伽羅坊！この黄色い奴甘いぞ!?」
「それ玉子焼って言うんだよー鶴丸。国俊、唐揚げたくさん食べてね。国行、泣きながら食べないでよ！」
「そうは言われても…よかったなぁ…くにとしぃ……(泣)」
「蛍！俺も甘い玉子焼食べたいけどどれだ！？」
厨にいるヨミは賑やかそうな声が聞こえて笑みを浮かべた。
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