大空365 ページ37
NOside
「その任・・・俺に任せてくれねーかな?」
好戦的な性格のアジィールが自らの部隊を率いて戦うことを提示する。
しかし、スプリガンはそれを許可しなかった。
「いいや、君1人には任せないよ。総攻撃だ」
「バカな!!俺1人で十分だ!!ゴッドセレナが1番強ぇって大陸だぞ!!つまり!!俺1人でも殲滅できる!!」
アジィールの言い分に納得がいかなそうな顔をしているゴッドセレナ。
ゼレフは彼の言葉を聞いて口角を上げる。
「それならそれでいいんだよ。全軍・・・全員での総攻撃。そこに意味があるんだよ。竜王祭が始まる、進軍開始だ」
いまだに納得できていないアジィールを宥めて作戦会議に入るアルバレス。その頃妖精の尻尾フェアリーテイルでは・・・
「これから作戦を立てます。皆さん・・・よく聞いてください」
全員の視線を集めた初代。
ナツ達は妖精軍師といわれた彼女の策に耳を傾ける。
「ゼレフは全軍を率いて攻めてきます。私たちの置かれている状況は圧倒的に不利と言えるでしょう。今まで戦ってきた敵とは桁違いに強い。ですが、勇気と絆を持って戦い抜くのです。ギルドの力を見せてあげましょう!!」
彼女の鼓舞に拳を突き上げて答える。
その頃別の場所では、アルバレスではないものが動き出していたようだが、それをナツ達が知るのはまだ先の話。
「じゃぁ、行こうか」
「はい、白蘭様」
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ