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虹空358 ページ22

[Noside]




城から離れた森の中にナツ達はいた。


彼らはメストが無事マカロフを連れてきてくれた事に喜ぶ…が、メストにゼレフがいた事を言われる。



「ゼレフがいるのか!?この大陸に…」


「ワシも知らんかった……皇帝スプリガンを名乗る男こそゼレフ本人じゃ」



その言葉を聞き、驚愕な顔をするナツ達。



「お前達がここにいるという事は……事の経緯はメストから聞いてるということか」


「はい」


「とにかく無事で良かったです」


「ワシの考えが浅はかだった…………奴等は初めから交渉に応じる気はなかったんじゃ

ギルドの歴史を汚してまで西方入りしたというのに全てが無意味。こんなに悔しい事は無い」



マカロフはそう言いながら涙を流す。
しかし、ナツ達にとってこの一年は無意味ではなくまた集まる事が出来た。



「人を想って起こした行動は必ず意味のあるものと信じています。それがあなたの教えだから」



エルザの言葉に泣きながら顔を上げるマカロフ。
そんな彼にナツは手を差し伸べ…



「帰ろう、じっちゃん。妖精の尻尾(フェアリーテイル)へ」

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作者名:小町&五月雨 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年6月11日 22時

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