虹空299 ページ4
[Noside]
「ラミー様、喋り過ぎですわ。私が戦っている間にエゼル様を」
「ハイハ〜イ!では早速……アレ?」
「どうかしましたか?」
「フランマルス様も倒されたみたいなんだけど……ヘルズ・コアに戻ってない!?」
「なっ!?どういう事ですの!?それではリリスの時と同じではないですか!?……まさかさっきの男が!」
機械を操作しようとしていたいつもふざけているラミーの珍しく焦った声にセイラも取り乱して問い詰めている。その隙をミラとリサーナは見逃さなかった。
「リサーナ!」
「うん!」
「きゃあああっ!!」
「ゴヒュ〜!!」
片やサタンソウル、片やアニマルソウルで変身していたストラウス姉妹はそれぞれの敵を殴り飛ばした。
「くっ!あの男はやはり危険ですね……我らを完全に滅する存在ということですか……」
「さすがはイケメン……」
「そ……それ関係あるの?」
ラミーの言葉に呆れたように返すリサーナ。その光景に苦笑しながらミラはセイラに向き直ると不敵な笑みで宣言する。
「あなた達が復活するというのならまずはここを壊した方が良さそうね」
「あなたにそれが出来ますか?」
「簡単よ?」
そう言うとミラはサタンソウルを解除する。それを訝しげに見つめるセイラだが……
「え?」
次の瞬間、ミラの横にあったカプセルが爆発するのに目を見開いて驚愕する。
さらに次々と部屋にある円筒形のカプセルが爆発していく。エゼルが入っていたカプセルも当然破壊され、エゼルは怒声をあげながら消滅していった
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