大空304 ページ15
NOside
「見つけたぜ……随分と変わっちまったなあ」
「貴様は誰だ?我を知る者か?」
「忘れちまったのなら思い出させてやるぜ!!」
ラクサスは纏う雷を更に激しく放電させる。
魔障粒子が体内から消えたとはいえ、その傷痕は未だにラクサスの体の中に刻まれている
魔力を練る度に激痛が走り、呼吸が乱れるが……
「雷竜の……咆哮!!」
その痛みの全てを無視してラクサスの口から雷撃が放たれる。
「!……ゴロン」
テンペスターはその一撃を相殺しようと雷を発生させるが怒りのラクサスの一撃はその雷を取り込んで更に大きくなるとテンペスターを飲み込んだ。
テンペスターは腕を眼前でクロスさせて耐えようとするが……
「オラァッ!!」
「ガフッ!」
その隙に高速で後ろへ回り込んだラクサスの拳がテンペスターの後頭部を強打した。
吹き飛ばされながらも体勢を立て直したテンペスターはその痛みに失った記憶を刺激される……
「雷……貴様は……」
「思い出してきたみてぇだな!!フリード達や街の奴らの分の借りも纏めて返してやる!!」
守れなかった者達を思いながらラクサスは激しい怒りと共にテンペスターへと突っ込んでいった……
その頃、カエデ達は…
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